| 35983 | 返信 | Re:李舜臣について | URL | タラリ | 2005/07/13 00:19 | |
| 小林哲夫さんへ > 今回はタラリさんの考えに賛成して、私の朝鮮観を書きます。 > 簡単に言うと朝鮮も日本に似た平和民族だという考えです。 > > >『朝鮮においては日本のように内乱が続いた歴史がありません。 > >また、朝鮮は他の国を武力で征服したり、植民地化した歴史がありません。軍人や兵士、武士を称揚する文化、伝統はなく、彼らは一段低いものと見られています。儒教を守り、家庭や王朝を支える文人たることが称揚される平和な文化です。(タラリさん)』 > > タラリさんの文章で思い出したのは、李舜臣が秀吉軍と戦いで素晴らしい戦功を上げたにも関わらず、一旦日本軍が居なくなったら、すぐに失脚させられた話です。 > > この話を私は朝鮮では、武官(軍人)の地位が極めて低かったしるしと理解しました。 > > 日本軍を追っ払った軍事面はあまり評価されなかったようです。 > > 以前この話を読んだ時は、だから朝鮮は駄目なんだ、という印象でした。 > > これが書いてあった本もそういう意味で書いてありました。 > 李舜臣を正当に評価出来なかった当時の政府を馬鹿にしたものでした。 > こんなことをしているから、朝鮮は日本の植民地にされたのだ、などという調子でした。 ところで話は変わりますが、『銃・病原菌・鉄』という近年翻訳された名著があります。文明の発達の要因を鋭く解き明かした本ですが、日本が戦国時代に鉄砲を量産したのに、その後発達がまったくなかったことを蔑み、だから江戸時代に発展が遅れたのだという意味の文章がありました。 銃社会であるアメリカ人の物の見方を知って愕然としました。そんなことだから、世界中で戦争してまわり、自国では銃で何万人も死亡するのです。なんたるミリタリストか、と思いました。 > しかし今から考えると、この武官蔑視こそが、シビリアンコントロールの真髄だと思います。 > > これこそ朝鮮が平和民族だという重要な証拠ではないでしょうか? > > 秀吉に勝ったことなどは、長い目で見れば大したことでは無いという朝鮮人の感覚は素晴らしいことです。 > > 朝鮮の事大主義と言うことがこれまた馬鹿にする言葉として使われています。 > > 中国を宗主国として敬い、朝貢国としての地位に安んじたことが、李朝朝鮮の長い平和の理由です。 > > この中国への臣従を恥ずべき屈服と見る日本人が多いのですが、私は屈服と平和とを秤に掛けて、平和の方を選んだ朝鮮民族の平和感覚を高く評価するものです。 > > タラリさんは賛成してくれるでしょうか? 賛成です。 事大主義という国策も明治期の日本人によって激しく馬鹿にされました。これは必ずしも大帝国に対する屈従という意味ではなく、高度な文明社会である中国と儒教文化を本心から尊崇したためです。ただし、中国を中心とした柵封秩序の中でしか通用しなかった国策であることは確かです。 さて平和民族という性格・姿勢はすぐ変わります。日本による支配から独立、分裂後、血で血を争う朝鮮戦争を戦いましたし、長く軍事政権が続きました。またベトナム戦争に派兵して残虐行為さえ行いました。北朝鮮・韓国の兵士の訓練を映像で見たりして、私は韓国人というのはなんと武勇・武断の国民性か、という印象を持っていました。 でも、あの激しい兵士の訓練は実は旧日本軍ゆずりでしょうね。 朝鮮の平和の伝統を知ったのは実は割に最近のことです。 だから、日本と朝鮮・韓国を問わず、平和愛好国家から好戦国家にもたやすく変わりえるものだということは頭に入れておいたほうがよろしいかと思います。 |
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