| 36011 | 返信 | Re:戦争犯罪の責任 | URL | おっちゃん | 2005/07/15 03:10 | |
| タラリさん、 >教育は戦争の前に行われるものです。兵士個々による特に目立った残虐行為は戦争のさなかに行われるのではなく、戦闘行為が一段落したとき、占領後において起こったものですから、取り締まりは可能で、抑制効果も期待されたはずです。 戦争が一段落した占領後に起こった不良軍人による犯罪行為(取り締まるべき対象)ということでいいのですね。 >戦争犯罪とは戦争中に起こる犯罪のことですから、戦争が忙しいから抑制出来ない、というのは戦争犯罪の言い訳にはならないでしょう。 もちろん事前の教育や取締りが不徹底であった責任は日本軍にあります。 警察官の不祥事に警察に責任(監督不徹底責任)があるのと同じです。上層部が「我々は知りません、関係のないことだ」などと逃げられるような話ではない。 ということでいいのですね。 >「事件後にあせったのなら、軍の上層部の方針や命令などではなかったということでしょう」というのは推測ではないのですか。 推測ではありません。事実とその因果関係です。(他にどういう場合がありますか?) その行為を命令しておいて、なぜ事件後に焦るのです? >ちなみに事件は特に目立った残虐行為と一般の戦争犯罪の両方が起こっており、線引きは困難です。軍の上層部はそれら両方に対して責任を感じたのです。ただし、この責任とは被害住民・捕虜に対するものではなく、軍内部のものに過ぎませんが、それでも責任の所在は明らかです。 そりゃ「線引き」は困難です。 私は具体的な事件について、どう線を引けとか言っているわけではない。 >命令ではない犯罪であるとしても、帰郷中に私服でおかした犯罪とは区別されます。戦地にあって軍服を着用し、武器を保持しつつ、戦時国際法と軍の規律に反して、犯罪を犯せば軍の責任は重大です。 もちろん、その意味での軍の責任は逃れ得ないところでしょう。 修学旅行に連れて行った生徒が旅行先で犯罪を犯せば、学校にも責任がある。 ただし学校(校長や教師)がその生徒より重い処罰をされたなどという話は聞いたことがありません。 >まして、事実として、そういう行動を容認したり、煽ったりする言動が上官や上層部にあったのですから、軍の責任のほうが重いと言わなければなりません。 「そういう行動を容認したり、煽ったりする言動が上官」がいたとしたら、そのレベルの上官の重大な責任は逃れ得ないでしょう。犯罪行為の容認や黙殺や煽動は行為責任そのものです。 >過去の反省に基づくものでなければ真剣に反戦思想を実践できないでしょう。 それは反戦思想の矮小化です。実に情緒的かつ左翼的ですね。 >軍備増強や海外派兵は中国や韓国から警戒されています。違憲かどうかはもともと外国がコメントすることではありません。それはご存じのことと思います。 隣接国の軍備を警戒するのは普通の国家ならば当然のことです。 中国や韓国がたとえば「日本政府は自衛隊をイラクに派遣するな」などと言いましたか? それを外国がコメントすることではないから中国・韓国が黙っているのだと考えるのは幼稚にすぎましょう。 >A級戦犯を神として祀った神社を参拝しているのですから、A級戦犯にお参りで構いません。 なんと悲しい論法でしょう。 では靖国に参拝する善男善女(国民)はみんな「A級戦犯にお参り」していることになる。 あなたが政権をとれば「靖国参拝禁止法」でも作りますか? >アメリカのイラク侵略をお手伝いしに行ったことは明らかです。 アメリカの「お手伝い」は自衛隊派遣の有無(是非)とは関係がありません。 >「命令によらなくても国家や軍の責任のほうが個人の責任より重い」というのがおっちゃんの主張であり、最大の争点です。 まったく逆です。(引用ミスだと思いますが) 「命令によらない場合は(その行為については)個人の責任が重い」、です。 >命令や強制によるものは国家や軍の責任であると言い切りますと、個人が国家や軍に反対する自由が本来あることを無視し、個人の道徳的責任を不問にしてしまいます。 無理をしないでください。私だってそこまでは言いません。 戦前・戦中の旧日本軍兵士に対してそのような責任まで問うのはよくないことです。 「反戦思想」がご立派すぎて空中分解してしまいますよ。 >命令や強制によらないものは個人の資質である、個人の責任であると言い切りますと、国家や軍が兵士に与え続けてきたイデオロギーの責任を無視してしまいます。 「イデオロギーの責任」は(もしそんなものがあるとすれば)まずなによりも兵士に対する「命令や強制」として顕現します。 その中身を批判すれば十分でしょう。 >個人は個人の責任を道徳的レベルまで立ち返って反省する必要があり、その反省に立って改めて国家の責任までを追及する必要があります。 >そうすることによってのみ戦争に対する有効な反対が可能となります。 典型的な「現在の尺度で過去を裁く」論理です。 |
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