36013 返信 Re:文化大革命 四人組・張春橋の死 URL 工藤猛 2005/07/15 09:15
> 文化大革命の四人組・張春橋(ちょうしゅんきょう)、姚文元(ようぶんげん)、王洪文(おうこうぶん)、江青(こうせい)が、毛沢東の死によって失脚逮捕されたのは1976年。

> 公開裁判で江青は醜く虚勢を張り、姚文元、王洪文は醜い卑屈そのもの、その中で小生の記憶では、張春橋だけが一切語らず(一見ボーッとみえたが、しかし目はしっかりしていた)、他の3人とはかなり違っていた。
> 今思うと、権力闘争の何たるかを悟っていたのかも知れない。一切弁明しない意味で東條英機と相通ずるものがあったかもしれぬ。
> 死刑判決を受けたがその後減刑、彼はその後約30年を生きた。
> 今年、5月、小さく記事が載った。

> 2005年4月21日、がんにより死去。享年88歳。

> 文革は中国以外では遠い歴史になった。しかし、中国では何千万が死亡したとされるこの10年の混乱、未だ完全に総括できていない。


そうなんだよね。
 権力の縛りが緩むと映画人がしっかりと文化大革命や大躍進時での
 庶民の苦難を描いているんだよね。いい抵抗の精神だ。
 「恋人の来た道」だったかないまは日本のTVコマーシャルでシャンプーか
 何かの宣伝をしている女優が寒さの中、文化大革命の余波で嫌疑を受け
 囚われ都市に連れて行かれた彼を待ち続ける。
 雪国に生まれたから冬がとっても気高く感じられた。
 美しい人間と美しい自然描写の映像だった。

 尊敬する私の母も小学校の教師だったけれど、
 あの映画で教室で国語(中国語)の文章をりりしく唄う教師の声は
 力強かった。中国大陸には未来がある。貧しい農村で子供達に愛情を注ぐ
 薄給の教師がいる限り。

 権力に従い尖閣諸島は中国の領土だと叫ぶ中国青年に
 中国の未来を託すわけにはゆかない。