36075 返信 Re:西洋の軍事力 URL 武蔵の一住民 2005/07/21 15:02
> 武蔵の一住民さんは西洋の軍事力について、ちょっと狭く解釈しているように思われます。
> 私は現在の生活文化から学問にいたるまで全て、西洋の軍事力によって支配されていると考えています。
>
> 例えば原子力発電は核兵器開発のお陰です。
> インターネットは戦時連絡網確保のために開発されました。
> 文化人類学は植民地支配、異民族支配のための学問でした。

軍事が、諸文化、とくに科学技術と密接な関連があるのは
当然ですが、電子レンジなどの家電製品も含めて、そう
した「副産物」の影響力を「単に野蛮な軍事力でアジアを
切り従えただけでした」と表現するのは、いちじるしく
偏っていると言うべきでしょう。


> 例えば江戸時代の人々のように、他人を蹴落とすという意識の無い、進歩もあり得ると思います。

江戸時代の日本と同時代の西欧とを比較して、あるいは
日本のほうが「他人を蹴落とすという意識」が強くない
傾向がある、という可能性はありますが、そうだとしても、
このような極論はやめましょう。


> 工藤猛さんがありったけの中国の悪口を書き並べているのは、西洋コンプレックスの裏返しだという私の解説が通じなかったようです。

具体的に述べていくと、人格批判になりかねなかったので、
工藤様への言及は差し控えただけですが。

以下はあくまで一般論ですが…
多くの人間は弱いもので、劣等感をもつのは当然のこと
といってもよい。そのさいに、自分は甲よりは劣るけど、
乙よりは優れているのだ、 と考えて精神的安定を保つのは、
まあ仕方のないところもあるでしょう。
私も聖人君子ではありえないから、気づいていない部分も
含めて、そのような意識がないわけではありません。
ただ、そのような意識を表に出して乙を攻撃するのは、
人の道に外れていると私は考えているので、そういう
意識はなるべく表には出さず、できれば克服するよう
にと努めてはいます。

だけど、掲示板になると、そういう自制心が外れて、
乙の暗黒面を攻撃する人が多い。たとえば、中国に
おけるチベット問題のように。
しかし、チベット問題を好んで取り上げる人の中に、
どれだけチベットについて詳しく知っている人が
いるのか、またチベットの住民のことを考えている
人がいるのか、私にかぎらず疑問をもっている人は
少なくないでしょう。
たんに中華人民共和国を攻撃したいだけの人も多い
のでしょう。
一方で、チベット自治強化派や独立派が、「怪しげな」
人々とつながりがあるのを揶揄する人も、どうかとは
思うのですが。
苦境にある自治強化派や独立派にとって、動機は何で
あれ、自分たちに「好意的」な人々はありがたいもの
でしょう。
そのような状況を無視して、自治強化派や独立派に
冷ややかな目を向ける人が、いかに「虐げられた」
人々や「弱者」への視点を訴えたところで、私は
どうにもしらけてしまうのですが…


> 日本が平和民族だというとおかしく聞こえるのは、明治以後頻繁に戦争を行なってきたを考えると到底そうは思えないからです。
> しかし私は日本近代の戦争をみて、逆に日本人は平和民族だと痛感しています。

記録の少ない時代はさておき、奈良時代以降、江戸時代や
敗戦後のような「平和な時代」のほうが珍しいわけですが…

あいもかわらずの民族にたいするレッテル張りですが、
平和民族が存在するということは、好戦的・戦闘的な
民族も存在するのですかねぇ…


> 「日清、日露戦争」
> 結論としては、だから日清日露戦争はすべきでない戦争であった、ということに帰着します。

結果論・現代の視点からは、そういえるかもしれない、
ということですね。そのことについて、強く異論を
唱えるものではありません。
ただ、「すべての歴史は現代史」ではありますが、
それを当然のこととして開き直り、当時の価値観に
迫る努力を怠れば、それは歴史ではなくなるでしょう。