| 36197 | 返信 | Re:拉致問題に拉致されている | URL | 小林 哲夫 | 2005/07/31 23:54 | |
| Hideさんには大きな違いが無いと言ってもらって嬉しくなったので、調子に乗って好きなことを言わせて貰います。 いつもわざと複雑なことを言って、誤解されて、それから、誤解だ!誤解だ!と弁解している馬鹿さをまたくりかえすのですが・・・・・。 工藤猛さん達が、拉致問題に目がくらんで、あとの国際情勢が見られなくなっていることに注意を喚起していることの続きです。 拉致問題というのは、現在北朝鮮に対して一体何を要求しているのか訳が分からない、状況にあるといえます。 北朝鮮がもう後の人達は死亡していると言っている以上、日本がどんな脅迫をしてもそれ以上のことが出てこない状況です。 日本が想定している数十名の被害者について、その大部分は粛清されてしまっている可能性が高いと私は思っています。 その粛清の事実を究明したいと思う日本人は多いでしょうが、死んでしまったという事実を明らかにするために争うのは意味がありません。 その犯罪の犯罪者を処罰しろと要求したい気持ちもわかりますが、それは戦争を覚悟しなければ出来ることでは無いと思います。 それこそ人命尊重の原則から考えて、本末転倒です。 もちろん日本が想定している被害者の内、それでも数名が生存している可能性は残っています。 しかしながら「北朝鮮がもう居ない」と言っている以上、何らか重大な理由があって、嘘をついているのですから、経済制裁くらいで白状するようなこととは思えません。 こういう意味で、拉致問題は手詰まりの状態にあります。 さて六カ国協議で議論しているのは、核兵器の問題で、この交渉がうまく行くか失敗するかの問題は、数百万人の命が掛かった問題だと、当事者は意気込んで居ると思います。 そこで日本以外の国の人々は数百万の命の問題と数名の拉致被害者の問題という比較の感覚で理解していると想像できます。 拉致の数名についても、ここに至って命が掛かっているのではなく、生死の真実を知りたいというだけです。そして交渉は行き詰っていて、どうしたら日本国民は満足するのか、検討もつかないような状態に有ります。 現在の日本の世論を満足させられる解決方法は、全くの未知数で、日本政府にも提示できない現状です。 そんな難問に5カ国の人々が付き合うとはとても思えません。 私は以上が「世界の常識」だと考えています。 それに対して、「日本の常識」は、たとえ数名の問題かもしれないが、このような犯罪に目をつぶることは出来ない。 犯罪を摘発し、元の状態に戻すことは、いかなるコストが掛かろうが譲ることの出来ない正義である、というものです。 これが拉致問題に拉致されている日本の現状です。 さて私は日本人ですから、日本の常識を支持します。(ここが私の考えの複雑なところ) しかし世界の常識(日本が問題の大小をわきまえないと感じている点)を日本人は理解しておかなければ、結局欲求不満が高まり、その反作用として国際的孤立がますます深まり、日本人の暴発の再現が心配になるのです。 例えば工藤猛さんのように、中国や韓国やロシアまでも敵扱いをしてしまいます。 工藤猛さんの文章を読んでいると、六カ国協議は北朝鮮対5カ国のはずなのに、日本対5カ国などという事態になってしまっています。 日本全体がこんなことになったら大変だと心配しています。 日本としては、国際社会というのはそういうものだと自覚しつつ、拉致問題はあくまでも追及するというのなら問題ありません。 しかしここでは余り急がずに、国交正常化を先ず実現して、どんどん人の交流を盛んにし、北朝鮮の経済発展を助けながら、国家間の人の行き来の増加の中で、拉致された人を探し出す機会を探るという可能性もある、というような柔軟な態度を取れないものかとも思います。 |
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