36300 返信 杉並、在日本大韓民国民団東京本部と自由法曹団の声明 URL にゃにゃにゃにゃにゃ 2005/08/13 01:36
杉並区教育委員会による「つくる会」歴史教科書の採択に抗議する

杉並区教育委員会は、本日、2006年4月から使用する杉並区立中学校の歴史教科書
に、「新しい歴史教科書をつくる会」(以下「つくる会」と略)が作成した扶桑社の
教科書を採択することを決定した。

杉並区教育委員会は、8月4日の審議で、他の教科についてはすべて採択を決定した
にもかかわらず、社会科のみ異例の審議続行とした。

その後、「つくる会」は、上記審議における教育委員の発言をとらえて公開質問状を
出すなど、教育委員会における自由な審議を威圧により妨害する行為を行った。この
ような「つくる会」の行為は、民主主義をふみにじるものであり断じて許すことがで
きない。

杉並区教育委員会は、このような圧力に屈することなく、多くの市民から「つくる
会」教科書を採択すべきではないという要請を真摯に受け止めて教科書採択を決定す
べきところ、東京都下の市区町村採択区においては、54のうちすでに37の採択区
が不採択にしている「つくる会」歴史教科書を採択してしまった。

「つくる会」歴史教科書は、日清・日露の戦争以降の日本の戦争を、日本の防衛戦争
・アジアを解放するための戦争などと美化して、歴史を歪曲し、アジア諸国に対する
侵略戦争とする立場を「自虐史観」と批判する。これに対しては、国内外から厳しい
批判が寄せられており、歴史教科書としてふさわしくないことは明らかである。

このような教科書を採択することは、人権と民主主義の担い手となる子どもたちの成
長を考えて教科書を採択すべき教育委員会の責任を放棄し、アジア諸国との友好をも
阻害する暴挙にほかならない。

自由法曹団は、杉並区教育委員会に対して厳重に抗議するとともに、速やかに「つく
る会」歴史教科書の採択決定を撤回し、学校現場、保護者、都民、教育関係者の意見
に基づき教科書を採択し直すことを求めるものである。

2005年8月12日

自由法曹団    団 長  坂 本   修  

自由法曹団東京支部   支部長  松 井 繁 明

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在日本大韓民国青年会中央本部
企画事業部長  金宗洙 (キム・ヂョンス)
TEL 03-3453-0881 /FAX 03-3453-2326


杉並区教育委員会

つくる会教科書採択に対する

声明文

杉並区教育委員会は12日、来春から使用する中学校用教科書の選定で、「新しい歴史
教科書をつくる会」が主導する扶桑社発行の歴史教科書を広範囲の反対の声を無視し
て採択した。

私たちは、地域の共生共栄社会を構成する住民として、戦争による被害を受けたアジ
アの民衆として、そして平和を求める市民として今回の採択に断固抗議するととも
に、採択の撤回を強く求める。

本来であれば8月4日の教育委員会臨時会において採択するはずが、韓国の姉妹都市
であるソウル瑞草区に杉並区在住の中高生が、8月9日から12日の日程で訪問するた
め、つくる会の教科書採択を先延ばしにし、本日12日に採択した。こうした姑息なる
教育委員会の手法は、韓日友好のため杉並の中高生を歓待した韓国の市民に対する背
信行為であり、強い失望感を覚える。

アジアの植民地支配と戦争による被害者を冒涜し、平和を破壊する「つくる会教科
書」を採択するということは、アジアの民衆との心の決別を選択したということにな
る。

杉並区は、平和を求める市民の声に耳を傾け、すみやかに採択を撤回するように重ね
て求める。

2005年8月12日

在日本大韓民国民団東京地方本部

団長 李時香