36310 返信 グランサコネ通信05−24 URL 前田 朗 2005/08/13 21:09

*前回の通信で発言者の氏名が抜けていました。

平和自由女性国際連盟(アルフォン・ビュートラー)
対日道義請求財団(シリル・アルヴァレス・アドリアンセン)


(1)人権小委員会57会期の決議

人権小委員会は、11日に議題5、6、1などの決議案を採択し、12日に報告書をまとめて、閉幕しました。
人権小委員会57会期は、全部で45本の決議・決定を採択しました。以下、決議番号と名称のみ紹介。

決議
2005/1   拷問、その他の残虐な、非人間的な、品位を貶める処遇または刑罰の絶対的禁止
2005/2   武力紛争時における保護を与えられた医療施設、輸送、人員に対する軍事作戦の禁止
2005/3   性暴力に関して責任または有罪を認定することの困難性
2005/4   国際人権条約の普遍的履行
2005/5   刑事司法制度における差別  

2005/6   国境を越える企業の作業方法と諸活動が人権享受に与える影響
2005/7   経済的社会的文化的権利に関する国際規約第2条第2項に規定された非差別の研究
2005/8   社会フォーラム
2005/9   極貧との闘いの文脈における現行人権規範・基準の履行
2005/10  文民として保護を与えられた人への攻撃

2005/11  特別手続きへの招待の発行
2005/12  人の移送
2005/13  司法運営に関する会期中の作業部会
2005/14  平和支援活動に従事する国際要員の責任
2005/15  軍法会議による司法運営の問題

2005/16  腐敗と、それが人権、特に経済的社会的文化的権利の完全な享受に与える影響
2005/17  発展の権利
2005/18  人権促進保護小委員会の少数者に関する作業部会
2005/19  第二回国際世界先住民族の一〇年
2005/20  環境上の理由による国家その他の領域の消失の法的含意、その住民の人権にとっての含意(特に先住民族の権利に言及して)

2005/21  難民および避難民のための住居と財産補償
2005/22  職業と世系に基づく差別
2005/23  先住民族に関する作業部会
2005/24  ハンセン病被害者と家族に対する差別
2005/25  人権促進保護のための技術協力と能力形成

2005/26  人権教育のための世界計画
2005/27  武力紛争時における組織的強姦、性奴隷制、奴隷類似慣行
2005/28  女性と少女の健康に影響する有害な伝統的慣行
2005/29  奴隷制の現代的諸形態に関する作業部会報告書
2005/30  奴隷制の現代的諸形態に関する国連任意基金

2005/31  テロリズムと闘う場合の人権促進保護に関する、原則とガイドラインを、関連する注釈つきで作成する作業部会
2005/32  人権小委員会の作業方法

決定
2005/101  議題3のもとでの司法運営に関する会期中作業部会の設置
2005/102  議題4のもとでの国境を越える企業の作業方法と諸活動を検討する会期中作業部会の設置
2005/103  議題6(c)のもとでのテロリズムと闘う場合の人権促進保護に関する原則とガイドラインを作成する会期中作業部会の設置
2005/104  要約記録
2005/105  人権と国家主権

2005/106  効果的補償の権利
2005/107  国連人権高等弁務官事務所からの情報についての要請
2005/108  国際人道法と人権法の関係の含意に関する作業部会の設置
2005/109  移行期の司法:ラテンアメリカの経験を強調しての、真相和解調査メカニズム
2005/110  小銃・軽武器を用いて行なわれる人権侵害の予防

2005/111  人権と人ゲノム
2005/112  人権と非国家行為者
2005/113  2006年の人権小委員会の作業部会の構成
2005/114  国連人権機関改革における独立専門家機関の役割


(2)余談

*ジュネーヴ夏祭りも終わりですが、スイスは真夏です。晴れた昼間は30度になりますが、空気が乾燥しているので札幌の夏のような感じです。東京や大阪とは別世界。夜は、空調のない部屋で、薄い布団を2枚被って寝ています。

*ジュネーヴは世界一物価の高い町で、東京よりも明らかに割高です。高級ホテルやレストランがたくさんありますが、私は滅多に行くことがありません。超格安施設(ホテルの10分の1)に宿泊し、食事も節約しています。とはいえ、8日は、JWCHRとAWHRCの発言が無事終了し、NGOブリーフィングも成功したので、コルナヴァン駅前のマグレブ料理でした。地中海に面した北アフリカ地域のクスクスなどの料理です。お店のお勧めのアルジェリア・ワインはいまいちでしたが。10日は、レマン湖からローヌ川が流れ出した川沿いにあるレストランCASCADEでチーズ・フォンデュとスイス・ワインのドール赤。

*旧市街の裏側にあるバスティヨン公園とジュネーヴ大学の通路でとても素敵な屋外写真展が開かれています。地球と人間をテーマにした写真を集めたもので、世界各地の写真がタテ1メートル、横2メートルくらいに拡大されたものが数一〇枚展示されています。中央には世界地図があって、どこの写真かがわかるようになっています。例えば、ベニスの上空写真、リオデジャネイロと山上のイエス、砂漠の真ん中の灌漑施設と小麦畑、火山の噴火の様子、膨大なフラミンゴの群れ、オランダのチューリップ畑、デンマークの風力発電用風車、アマゾンの流木、放置されたチェルノブイリの冬景色、ジュネーヴ市街、スーダン・ダルフールの難民テントなど、自然、都市、住居、田畑もろもろの写真が素晴らしく美しく、哀しい展示です。

*ジュネーヴの夏は牛だらけです。空港にも駅にもレマン湖畔にも旧市街にも、いたるところにほぼ実物大の牛の置物が置いてあります。それぞれみな違ったデザインが施されています。チューリヒはいたるところに熊のオブジェです。毎年、スイスの各地では、同じ大きさ、同じ形のオブジェが路上展示されています。アーティストがデザインしたり、企業がデザインしたり。とてもカラフルです。以前、ベルンでは卵、ムルテンではお魚でした。今年のジュネーヴはなぜか牛です。