36418 返信 Re:百人斬り裁判、本多勝一側勝訴 URL inti-sol 2005/08/24 00:36
ピッポ様

> それは、jijitu.com を読んでよく分かりましたが、結審後は原告側ばかりがにぎやかで、一抹の不安はありました。

あの人たちは、いま「我が世の春」ですから、威勢だけはいいですよね。
正直言うと、稲田弁護士が自民党から衆院選に立候補という記事を見たときは、私も一抹の不安を覚えました。よもやとは思うけれど、政治的な風向きで判決が変わったりはしないだろうな、と。結果的にそれは杞憂で済み、ほっとしました。
ただ断片的な情報からではありますが、これは負けるはずがないと思っていましたし、原告側も、支援者はともかく実際に裁判をやっている原告・弁護人は勝ち目がないことを自覚していなかったはずはないと思います。

> なるほど、そうだったのですね。
> 一審で負けても最高裁まで10年間。遺族を引き回すつもりなのですね。

さすがに10年まではかからないと思います。1審が提訴から判決まで2年4ヶ月、2審3審はもっと早いでしょう。

> 原告側支援サイトの遺族の陳述書を読むと痛々しい限りです。遺族は故人が残虐行為などしなかったと信じたい、裁判所にそれを証明して欲しい。
>
> そういっているのに、原告側弁護団は記事が虚偽であるなど端から証明する気がない。「美しい心根をもつ帝国軍人がそんなことをするはずがない」「被告は百人斬りが真実であると言う確証をだせ」の一点張りで、遺族の期待に応えるのではなくて、遺族の情状証言に頼りっきり。

http://web.sfc.keio.ac.jp/~gaou/jijitu/voice.html

この一番下、2003年9月22日の公判傍聴記を見ると
被告側弁護士から『M・N両少尉が浅見記者と話した事が虚偽なのか、捕虜のすえもの斬りをしたという事が虚偽なのか・・・つまるところ、虚偽である事の具体的意味を問いたい』との質問がありました。それに対する稲田朋美弁護士の答は以下のようなものでした。
―『百人斬りは全て虚偽』


私は思いました。もうこの時点で、この弁護士はイデオロギーに殉じて宣伝戦を戦う目的であって、裁判に勝とうなんてはなから考えていないんだな、と。佐々木公彦という人が、下で

> 判決が「虚偽とまで言えない」といったのは、「戦闘行為としての百人切り」ですよ。

なんてピントの外れたことを書いていますが、当の原告側自身が「戦闘行為としての百人切り」も虚偽だと言い切っちゃっているわけです。

> 沖縄集団自決冤罪訴訟の裁判では、「靖国応援団」という言葉も目立ちます。

そうですね。稲田弁護士の立候補を報じるニュースサイトに、「靖国訴訟に国側の一員として参加していた」と書いている記事がありました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050818-00000055-jij-pol
http://www.sankei.co.jp/databox/election2005/0508/050818e_iti_04_1.htm
など。
これは、どうも靖国訴訟に補助参加したということのようです。それ以外に、遡ると高池弁護士の方は東史郎氏の「わが南京プラトーン」に対する名誉毀損裁判に参加して、これは勝訴しています。
もっとも、この裁判の判決は、東氏の著書の該当部分について名誉毀損を認めただけで、南京大虐殺の存在そのものは事実であると認定しているのですが、なぜか原告側はこの判決が南京大虐殺そのものを否定したと思っているらしいんですね。
いずれにしても、南京大虐殺にしろ百人斬りにしろ、歴史的な事実の認定は歴史学の分野の仕事であって、裁判所の仕事ではないと私は思っています。今回の裁判もそうです。今回は被告側が勝ちましたけれど、裁判で勝訴したから百人斬りは事実である、なんてことではない。そんなことを決める権限は裁判所にはないと私は思っています。