36503 返信 Re:「百人斬り」勝訴:いくつかの感想:「実質勝訴」 URL 渡辺 2005/08/28 16:22
> 梶村です。

 過激な梶村さん、こんにちわ(^^)

> わたしはまだ判決文を読んでいないので,裁判所が両者の証拠をどれだけ採り上げ
> それをどのように評価しているかを知らずに論評はできないので,...

 判決文は、当事者でないとわかりにくい部分もあります。特に、棄却された場合は、よけいに分かり難いものです。
 しかし、証書の引用部分だけで資料集になりそうな内容です。資料のなかには、東京裁判のパーキンソン検事が浅海・鈴木記者を尋問したときの一問一答があります。
 歴史事実の論考に関して死者に対する名誉毀損がなりたつ条件は、指摘された事実が「虚偽」であること、というのははっきりしています。今回の判定基準のハードルは「一見して明白に虚偽」とかなり低いものです。もっとも、『落日燃ゆ』判決でも、ハードルが低いことは察せられます。
 歴史事実の問題として解決すべき議論を、裁判所にもってゆくのはやめてほしいものです。

> おしゃるとおり、裁判所としては極めて常識的な判断を下したということでしょう。

 裁判官は、少なくとも本多氏がいう意味で「百人斬り」が行われていたとは思ったでしょうね。
 3人の記者が本人から聞きましたと言っているのですから、記者が創作したとは常識では考えられません。それから、東京裁判で両将校が不起訴になったという説を、判決では丁寧に否定しているのですが、不起訴無罪説が明らかな間違いだったから、しっかり書いたんでしょう。

> 若い研究者でこの視点から、この訴訟を採り上げるひとがそろそろ出て来ることを期待します。渡辺さん、せっかくですからひとつ試みませんか。

 私にはそんな力量はありません。『裁かれた「南京事件」』のような形の本が出版されるよう、関係者に要望しています。

> それにしても、日本の歴史改竄主義者たちは、初審段階からまるでピエロですね。裁判に持ち込んだために、「据えもの斬りであった」とする本多氏の主張を、強力に裏付ける望月手記が出てきたり、百人どころか「三七四人の敵を斬りました」と本人が証言する当時の新聞記事が発見されたり、わたしたちだけではなく、裁判所もビックリしたのではないでしょうか。

 新宗教に捕らわれてしまったような感じがします。
 「桜チャンネル」の掲示板に、原告の弁護士を名誉毀損に詳しい人にかえたほうがよい、という主旨の投稿がありましたが正論です。ただ、普通の弁護士なら、そんな訴訟はやめたほうがいいですよ、とアドバイスするでしょうね。
 訴訟は戦争と同じで、個人の場合は原告も傷つくのが普通です。例えば、今回の訴訟を提起したことで、もはや、M,Nなどと匿名にする人はいなくなりました。判決では、この場合はイニシャルにしても内容から誰か特定できるという個所がありますので、本多氏は今後、M,Nではなく実名で出版するでしょうね。
 本来、匿名というのは気使いなのですが、法廷に出たことにより、1かゼロかみたいな極端なことになってしまいます。

> 普通の常識ある民事の原告ならば、ここで提訴を取り下げるのですが、そうしないところに、原告を利用し裁判を手段にしている政治目的が見え隠れしますね。やはりなんと言っても、この裁判で最も気の毒なのは原告のみなさんです。わたしは本多さんよりも原告にされた遺族の方々に同情していますし、このことも、上記の論考に書いたとおりで、判決がありますますこの思いが強くなります。

 後段の部分について、私は違う意見を持っているのですが、公言するのは差し控えます。

> 原告は控訴するらしいですが、一体どのような法廷に持ち込むつもりなのでしょう。相手の立場に立って考えても、これは大変難しいことです。

 前の投稿で触れましたが、地裁のロビーで「実質勝訴」と言っている人たちがいました。どうやらこれは、高池弁護士の記者会見が出所らしいことがわかりました。まるで、負け戦が勝ち戦になる大本営発表みたいですが、聞き手が拡大解釈している部分もあります。
 次の引用は、ピッポさんご紹介の maruko氏の掲示板に投稿されたものです。
http://hpmboard3.nifty.com/cgi-bin/thread.cgi?user_id=ICB63781&msg_per_page=10&def=50
--高池弁護士記者会見(抜粋) maruko氏が反訳したもの--
当初は実名で載っていたんですが、本多さんの「中国の旅」の話ですけども、途中から、M・Nという風に匿名表記になったので、これは野田さん・向井さんの名誉を毀損していないんだと、匿名だから、と言う主張も見られたんですが、その点も他の記述とあわせて読めば、これは明らかに野田さん向井さんを指しているものだから、やはり両少尉の名誉を毀損する事にはなるんだ、と言う点は(裁判所は)認めました。
--maruko氏のコメント--
高池弁護士が言っている様に、裁判所は百人斬りの記述が両少尉の名誉を毀損しているものと判断しています。
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 「他の記述とあわせて読めば」というところがミソのようですが、原告はこれを聞いてmaruko氏のように、裁判所が名誉毀損を認めたと受け取ったんじゃないでしょうか。どうも現実が見えていないらしい...

>おそらく、証拠にならない証拠をこれまで以上に積み上げ、そして「日本刀では百人斬れない」といった、古くさい主張に執着する位しか能はないのではないかと思うのですが、どうでしょう。
> これも、もし争点になったとしても、また恥をかくだけになります。中国で日本刀で何十人も斬り殺した証言は多く、...

 本多氏は両将校が100人斬ったなどとは書いていませんし、毎日新聞は事実そのものを争っていませんので、本当に100人斬ったかは争点になりません。

> さて、この連中は、凝りもせずだいたい同じメンバーで、最近は大江健三郎氏に噛みつきました。こんどは「沖縄戦の犠牲者の冒涜」に精を出すつもりです。沖縄の人たちが多いに怒るでしょう。度し難い傲慢無恥ぶりです。その弁護士が国会議員に立候補とは、これも酷い話しです。

 小泉・安部さんコンビとは相性がいいんじゃないでしょうか(^^;

> ついに日本も本格的なファシストが、政治の表舞台に登場してきたと考えてよいでしょう。石原慎太郎なんぞはプチ・ファシショで過去の人です。

 上のコンビ、やりかたがちょっとあぶないです。