| 36544 | 返信 | Re:しばしお待ちください(Re:「百人斬り」勝訴:判決文の電子化) | URL | 梶村太一郎 | 2005/08/29 23:02 | |
| inti-solさん、 おどろきました。 > 判決全文のテキストデータは手元にあるのですが、現在校正中です。(OCRのため)校正終了しましたら、何らかのかたちでWebにアップすることを約束します。 > ただ、全部で119ページもあるんですね、これが。「当裁判所の判断」の部分だけでも39ページから119ページまで80ページもある。ですから、少なくとも問答有用に全文をアップするのは難しいです。私のサイトにアップして、問答有用からリンクを貼る、という形になるかも知れません。 > とにかく、しばしお待ちください。 もうそんなところまで行っているのですか。 でも、それならばよけいに、土壇場で、あわてないでください。 急がば回れで、校正はできたら、数人で複数回行った方がよいのです。 それでも,見落としが出るのが普通です。 これだけは、あわてないで一息置いて,見直す方が結果として良いのです。 それに,仕事の片手間で行われるのですから、くれぐれもご家族に迷惑をかけないようにお願いいたします。みなさんゆっくり待つと思います。 (余談ですが、季刊中帰連の編集で、クマさんも初めのうちは,わたしから校正不備でさんざん「しかられた」ものですが、今や上達し、頼れる編集者になりました。だから、inti-solさん、これも老爺心のくりごとととお考えください) 歴史問題を扱った,特にこのような長年の論争を扱った判決文が長くなるのは当然ですが、119ページというのは、わたしから見ればむしろ短いと思います。おそらく、原告側の証拠が、ロクなものがなくあまり採り上げられなかったからではないかと推定します。 『ジャーナリズムと歴史認識』凱風社、に掲載した「ガス室否定裁判判決文」は、なんと200ページ以上です。なにしろ日本の司法史上で初めてニュールンベルク裁判での「ホロコースト実在判決」を認定した判決でしたから、裁判官も背筋を伸ばして書いたようです。 同書のインタヴューで本多勝一氏は「判決文というのはふつう無味乾燥で文章もへたくそなのが多いんですよ。ところがこれはわりあい,裁判官としては文章がうまいほうですね。かなり気を使って書いたのでしょう」と述べています。 これは全くその通りで、裁判官がかなり勉強して、金子マーティン教授や私の書いた、かなり難解で、日本ではあまり知られていない史実をつらねた(したがって週刊金曜日の編集者を泣かせた)文章をよく読み込んで書いてあるので、感心しました。裁判官も興味をもって楽しんで書いたことが、行間に現れるのですね。 さて、「百人斬り裁判」判決文はどうでしょう。楽しみにしています。 ビッポさん: ※ 私はいまや「岩波ブックレット」なども、活字として販売すると同時に、著者本人の管轄で電子化し、WEBに乗せるべきだと思っています。もちろん購読料無しでです。BookletはWEBで読ませ、Bookを買ってもらう。訴求力を考えた出版活動をしなくては、理性的言論はますます立ち遅れてしまいます。 そうですね、では出たばかりのクマさんの「岩波ブックレット」から、実現してもらうのはどうでしょう。クマさんは「そりゃないよ」と思うでしょうが、その上で分厚いBookを書けば良いのです。 ※ WEB言論とは、確かに底の浅いものです。でもそれは、データベースがまだまだ軽薄だからです。きちんとした情報、たしかな文章を、どんどん電子化すべきです。いまは、軽薄なる情報が蔓延しています。 重厚で確かな情報は、個人の努力(高橋さん、渡辺さん、ゆうさんなど)でほそぼそと基礎資料がWEBにアップされています。それでも掲示板論争などでは、かなりの力を発揮しています。私も大変お世話になっています。 おっしゃるとおりで、WEBはゴミだらけですね。 * もし、この努力を出版社や著者が行えば、民主主義擁護にとって、そうとうな力になると思います。(もともと原稿は電子データでしょう。読み取りスキャナなしに電子化できるはずです) ※ 「資料、史料の裏付けは図書館で!」から「資料、史料の裏付けはWEBで!」へ ※ WEBで内容を公開したら本が売れない、なんていうケチ臭い縮小再生産的な著作権保護の姿勢は棄てるべきです。世の中の若者たちに民主主義者が増えれば増えるほど、そのための書物も売れるはずです。梶村さんの本だって、WEBで梶村さんを知らなければ若者たちは見向きもしないはずです、なんちゃって。(私は週間金曜日でお名前を知りましたが) なるほど、そうかもしれませんね。わたしも書いたものすべてWEBで公表した方が良いかも知れませんね。 |
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