36584 返信 戦争は何時はじまるか? URL 小林 哲夫 2005/09/02 09:53

戦争は何時はじまるか、についてクラウゼビッツは凄いことを書いています。

「戦争は攻撃によってはじまるのではなく、防御によってはじまる。
なぜならば攻撃の目的は物の占有であり、闘争ではない。それに対して防御は敵と闘争することを目的とするものだから、戦争は防御をもってはじまる。」と書いています

満州事変は日本の一方的攻撃だからほとんど戦争はなかった。
満州事変の時には中国側は戦う意思がありませんでしたから戦争になりませんでした。
日中戦争は国民党軍が戦争(防御)の決意を固めたから、戦争になった、ということです。

クラウゼビッツはナポレオン戦争を見て、ナポレオンに抵抗しない国は講和条約を結べばそれで戦争にならずに済んだことから、思いついたようです。

侵略に備えているという発想では、西洋は常時戦争状態にあるのですが、攻撃に対して無抵抗を取れば平和が作れると考えたふしがあります。

中国の宋時代は北方民族の金との間に屈辱的和議を結び、毎年莫大なおかねを支払って、平和を維持しました。

しかしおかねで購った平和によって、経済的には空前の繁栄を誇り、芸術・文化が花開きました。

朝鮮が歴史を通じて平和な国であり続けたのは、中国を宗主国と認めて、朝貢を続けていたからでした。

もし朝貢を拒否して、民族の威信をかけて戦っていたら、どんな悲惨な歴史になったかわかりません。

例えば現在の台湾の人々が万一中国から攻められたときに、戦争をすれば台湾人口の何割かが戦死しますが、戦争をしなければ誰も死ぬことなく現在の香港人のような生活が出来る、と考えるのが、平和の思想ではないかと思われます。

日中戦争を中国人は積極的に戦って、千万人前後の死者を出しましたが、あの時抵抗しなければ、犠牲なしに現在のような経済繁栄を迎えることが出来たに違いないとも思われます。

要するにあの当時の日本は暴力団のような存在だったとしても、その暴力団を適当にあしらっていれば、犠牲は少なく済んだのではないか?と考えてみる必要があります。
加害者である日本が中国にこれを薦めることは出来ませんが、少なくとも日本はそういう無抵抗(戦争をしない)政策を取ることを今後のために考えておくべき、と提案します。