36597 返信 【 VAWW-NET 声明】今度の衆院選は憲法9条を改悪させないための投票を! URL にゃにゃにゃにゃにゃ 2005/09/02 21:02
第44回衆議院議員選挙公示日の8月30日に、VAWW-NETジャパンは以下の声明を発表しましたので、お知らせすることとします。

自民党の小泉は焦点をなんとしてでも「郵政民営化」のみに限定したいようで、もちろん郵政民営化が大規模なクビ切りを引き起こすものである以上、それに反対することは大切ですが、しかし「郵政民営化」以外に存在する多くの焦点を無視するのも誤りであると思います。


******以下声明文・転送歓迎******

今度の衆院選は憲法9条を改悪させないための投票を!

小泉首相は8月7日、参議院で郵政民営化法案が否決されたことを理由に、直ちに衆 議院を解散、総選挙に打って出ました。9月11日の投票日に向けて激しい選挙戦が 繰り広げられています。小泉首相は今回の選挙は郵政民営化の是非を問う国民投票だ といい、マスコミもこの法案の賛成派、反対派の動きや争いばかりに焦点を当てた報 道をし、本来、争点となるべき年金など福祉や税金など暮らしと密着する諸問題、行 き詰まった周辺諸国との外交問題、派兵期限が迫っている自衛隊のイラク派兵の問題 などなど内政・外交ともに山積する重要課題についてはほとんど触れていません。と りわけ、憲法改悪をめぐる動きは軽視されています。

今年、結党50周年を迎える自民党はこの秋にも憲法「改正」案を発表することを明 言しています。自民党は7月7日に「新憲法要綱第一次素案」を発表したのに続い て、8月1日には初めて条文の形で改憲案のたたき台として「新憲法第一次案」を発 表しました。基調となる前文はなく、9条を除いてはほとんど現憲法の条文をそのま ま残しています。しかし、「国民の権利および義務」の章で「国民の責務」との表題 が新たに書き加えられ、「公共の福祉」に変えて「公益および公の秩序」が強調され るなど、人権の制限につながるものであることは明らかです。

ほかにも改憲手続きの緩和、宗教団体への公金支出の容認等いくつも問題になる条項 がありますが、なんといってもこの一次案の特徴であり中心をなすのは9条の全・的 な改悪です。第2章としての章題「戦争の放棄」を「安全保障」に改めたこと、2項 の戦力の不保持と交戦権の否認を全面的に削除してしまったこと、9条の2を新設し て「自衛軍」の保持を明記、国内での防衛だけでなく、海外で米軍などとともに戦闘 に参加することを可能にし、国内で治安活動を行うことなど、名実ともに「戦争がで きる国」「戦争をする国」にする案です。

9条は憲法の中心をなし、国のあり方を規定するものですから、9条を変えればほと んどの条項にもその影響は及びます。これまで出された要綱案などで9条とともに注 目され議論を呼んだ男女平等条項24条については特に触れてはいませんが、「婚姻 および家族に関する基本原則」と表題を加え、「公益および公の秩序」や「国民の義 務・責務」が強調されていることからも自民党内のこれからの議論の中で再び見直し の対象に上ることは充分考えられます。

戦後ゼロから出発した日本が押しも押されもしない経済大国になったのは、戦争放棄 ・戦力不保持の平和憲法を持っていたから、多くの国々の信頼を得ることができたの ではないでしょうか。9条は安全保障と信頼の最大の要です。世界各地でも日本の憲 法9条を広めようという動きが広まっていることからもそれは明らかです。

私たちVAWW-NETジャパンは、戦争によって踏みにじられた女性の人権を回復するため の運動に取り組んできた団体として9条改悪には断固反対します。

この9条を変えて「戦争をする国」を目指すのか、9条を護り、安全と人権の成熟を 目指す国を択ぶのか、私たちは今、重大な岐路に立っています。未来を決める選択は 9月11日の選挙で私たちの投じる一票にかかっています。責任ある重い一票です。

私たちは主権者として、将来に禍根を残すことのないよう自分の目でしっかりと見、 しっかりと聴いて判断し、大事な一票を責任を持って投じようではありませんか。

2005年8月30日
VAWW-NETジャパン
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VAWW-NET ジャパン事務局 

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戦争と女性への暴力日本ネットワーク
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