36663 返信 「クエナイミホン」 URL 工藤猛 2005/09/07 10:59
1930年代にウクライナにひどい飢饉があった。
強制的な集団農場制をスターリンが命じたからだ。

その飢餓真っ最中にフランスから社会主義者が訪問に来たという。
さーー大変だ。浮浪者や餓死者は都市から駅からいっそうされ
商店には地元民が買えない豊富な商品が見本として並べられた。
特別に優遇されている豊かな農場が「見本」として用意された。

善良なフランスからの訪問者はロシアに餓死者は一人もいませんと
帰国後記者会見で宣言したと言う。監視者をだましてちょっと横丁に入ったり
ちょっと郊外まで、ちょっと隣の駅までお忍びで足を伸ばしたら
違う事実を目撃できたのにね。
「自分の見たいものを見られて、それに満足して帰ってしまった。」
単純なだましのテクニックだ。

中国の農村部や北朝鮮の農村部にはなにがあるのだろうか。
豊富に医薬品をそろえた無償の病院や診療所が存在するのだろうか。
それとも金がないと一切薬の手の入らない地獄があるのだろうか。
どっちだと思う。ある種の一部左翼の皆さん。
私の家族には現金がありません。子供が病気になりましたと地域の行政機構に
訴えたとして取り上げてくれると思うか。
日本や台湾や韓国なら何とかやりくりして取り上げてくれる。
自治体に予算が無かったら民間の援助団体や篤志家を探してくれるだろう。
それだけ庶民の苦境を心底からいたわる行政官が韓国、台湾、日本にはいる。
それらの経過を報道する新聞やテレビや雑誌もある。

日本や台湾や韓国ならあそこの役人はおかしいと報道しても
逮捕され銃殺されたり死刑判決で臓器を摘出されることも無い。
独裁国家中国、北朝鮮を擁護して日本の左翼の一部はどこに行きたいのだろうか。
一切を支配しきる独裁が好きなんだろうな。



いにしえの大日本帝国時代の日本よりも
現代の中国、北朝鮮は自由のない独裁国家だよ。
そうかーー、日本の一部左翼には自由なんていらないんだった。

自由と民主の無い国に庶民の農民の子供達の幸いも無い。
試された歴史の大原則だ。権力の鎖を断ち切れ、中国や北朝鮮の農民達よ。
クワや鎌を持ち死を怖れず不当な権力者どもに抵抗しろ。戦え。
自由な選挙制度が無いのならば自由な手に武器を持ち自身の権利を勝ち取れ。
歴史的に戦いの中で幾多の犠牲、屍を捧げてきたから自由は今に有る。
武器を持って戦え、中国や北朝鮮の農民よ。餓死する前に武器を持って
戦って死ね。有意義な死もあるんだよ。戦いの中で死ね、餓死して無抵抗で
死ぬんじゃない。餓死する自由があったってなんの役にもたたん。

戦わない無抵抗な庶民は「権力者」の理想像だろうさ。
まな板の上に乗せられた鯉状態のどこに生きる積極性が有る。
料理される前に抵抗して逃げ出せ。料理人の喉下に食らいついて死に絶えろ。
後に控えている鯉たちが安心して暮らせるように。

戦いを忘れた、戦いを準備しない民族に明るい未来はやってこない。
奴隷の境遇があるだけだ。自由か死か、奴隷になってでも生き残るのか。
中国共産党や朝鮮労働党にゴマをすって尻の穴をなめて屈服して生きてゆくのか。
中国大陸でも北朝鮮でも心ある人は命をかけて農民をいたぶる自国権力と
戦っているよ。時々封鎖された言論統制社会から、抵抗して権力に処刑された
地の声が伝わってくる。毎年毎年伝わってくる。たいしたもんだと思うよ。
抵抗が途切れることは無い。立派だ。東アジアの誇りだな。