36787 返信 小選挙区制が民意を殺す Re:選挙結果に嘆息する〜 URL クマ 2005/09/14 19:58

 Gaouさん、問答有用では久しぶりです。
 ご指摘をありがとうございます。Gaouさんのサイトの分析も読ませていただきましたよ。

> これは確かに直接比較すればそうですが、投票率が前回の約60%から今回の約67%に拡大(11.7%増)しているので、共産党の比例得票数の伸びである458万票から492万票(7.4%増)は現状維持、あるいは若干の減退と言わざるを得ないでしょう。

 そう思います。元の私の文章は、現在あまりに敗北ムードが漂っているので、絶対的には護憲への投票者が増えているという肯定的な事実を指摘したものであります。ただ、それが共産党の言うように「善戦・検討」と総括できるかと言えば、やはり客観的にはGaouさんのように総括するべきでしょうね。私に言わせれば「首の皮一枚」というところです。

 現在の段階で共産党が選挙戦略を練り直し、「勝てる選挙区での相互選挙共闘」を軸として、選挙のときには野党における公明党的な役割を果たすしかないと思っております。あれだけ国民の反発が強い、それももともとの支持基盤は大きなものではない小政党である公明党が選挙区でほぼ勝利し、選挙区で立候補しない場所で自民党に協力するとともに、「決定的な票の積み上げ効果」をもって自民党に「比例は公明党へ」と呼びかけさせて比例票を確実に積み上げるなど、その選挙戦略のうまさには舌をまきます。

 それに比べて共産党の選挙の下手さといったら。
 社共で力を合わせれば勝てる選挙区ですら協力しない、あげくに比例で票が流れそうになっていることを気にしてか、社民党への批判まで始める始末で、脱力ぎみの当方の舌はダランと垂れっぱなしであります。

> しかし共産党が少なくとも議席を維持できて、社民では保坂さん辻本さんが戻ってきたのは嬉しい。

 労組の支援をほとんど受けられなくなった社民党ですが、現時点ではむしろそれでいいのではないかと思います。市民運動との結びつきを強めていくことで、必ず活路が見えてくるものと思います。辻元さんと保坂さんの当選は、社民党が前向きに動いていく材料になりそうですね。

> ここで比例の得票率と比べるのは間違っています。比べるべきは小選挙区でしょう。

 選挙区で比べようとすると、選挙区にあまり候補者を出していない政党が比較できなくなってしまうんですね。社民党や公明党など。また、原理的な面では選挙は政党選択であるべきだと私は考えるので、ここではあえて比例票で計算しています。いずれにしても、小選挙区制が「民意を殺す」=死票を盛大に出す制度であることは、Gaouさんの計算でも明らかですね。 さらに時間があれば、選挙区の票を集計して「死票率」を計算してみたいところですが、恐らく4割前後ではないかと思います。

 この小選挙区制の問題を、どのマスコミもスルーしているのには驚くばかりです。
 ウソ。ぜんぜん驚いてない(笑
 しかし、郵政に賛成した票(自公への比例票)がようやっと過半数の51%に過ぎないことであるとか、けっきょくのところ自民党に投票したのは4分の1の有権者に過ぎないことであるとか、ぜんぜん報道されないのは政治的にマズイかもしれませんね。