36966 返信 Re:とほほさまへ(B.C級戦犯) URL とほほ 2005/09/24 08:46
> 東京裁判の特徴は、天皇の不訴追であり、これは裁判以前に米国の方針であったことが確認されていますね。この方針を察知した日本では、徹底した抵抗戦略を採用せず、ポツダム宣言を受け入れたのですから、この方針は戦争を早期に終了させ、日本内外の人命の損失を抑えたという効果があり、さらに、占領後の政策の円滑な遂行という政治的意図もあったと考えられます。

違うでしょう(^^;
ポツダム宣言そのものが『無条件降伏』ではない、とする考え方も成立します。ドイツの場合は完全な無条件降伏です。そうした視点で見てもニュルンベルグと東京裁判の違いは説明できると思います。

> しかし、東京裁判での人道に対する罪の定義とニュルンベルグ裁判のそれとが、若干というか、重要な点で違いがあるのは、このような政治的意図があるようには思えません。東京裁判での人道に対する罪の定義が、占領政策に影響するとは思えないからです。

いえ、多いに関係あると思いますね。だからこそ日本の戦後がギクシャクしているのだと思います。こうした点は問答でも幾人の方かが議論されているはずのでわたしが言うのも何なのですが、簡単に言えば中国の共産化に対する警戒心からがらっと占領政策そのものが変わったわけですし、つまり日本は対共産最前線の役割を担わねばならない、とすれば戦前の体勢を解体するより、そのまま護持して日本には強くなってもらわねばならない。

日本国内でも共産党がかなり力を付けてきましたからね、これを抑えられるのは戦前体制だけです。なんせ皇居の中にまで共産党手動のデモ隊が入ってきたわけですから、、、。

> ですから、首をひねりたくなるのですが、前田朗さんなどは、この問題について、何か発言されているのでしょうか?

いえ、こうした点ではまだ書かれていないようです。

> >現実にそれにより日本の戦前体制はそのまま維持されてます。つまりC級が成立してしまうとその維持が困難なわけです。
> これは、分かりません。

わかりませんか?天皇制は護持されておりA級戦犯は首相に復帰しA級戦犯容疑者であった経済界人も全てお咎め無しです。ですから筋書き通りなんですよ。C級を適用した場合人道に対する罪を犯した人間に指導権を与えるわけにはいかないでしょう、しかし一般の戦争犯罪であれば『悪いのは戦争だ』となれるわけで日本の戦後教育は正にその通りになされているんです。だからこそ加害者意識が全く欠如している。

『南京虐殺はおこったのか、高校歴史教科書への言語学的批判』クリストファ・バーナード、と言う本があるのですが別に扶桑社批判ではなく日本の歴史教科書全体を批判したもので副題の通り言語学的見地から記述法に偏向がある事を実証的に説明してます。
日本の大学で言語学を教えているくらいの人ですから日本語にも精通しており、十分納得のいくものです。が、結局はこの人の批判は戦後の戦争責任問題をそのまま言語学的に証明しているだけなのですね(^^;
多分この先生今の扶桑社教科書を見て目を白黒させてますよ(笑)

つまりちょっと前まで私のスローガンだった「どこにも責任者のいない不思議の国日本」を説明しているに過ぎないのです。こうした戦争責任問題のなにが問題なのかわからない人は、この本を読むとまた別の角度からみて絶対に納得すると思います(^^;

例えば日本の教科書では
「ドイツは突然ポーランドに侵攻した」
「日本軍は真珠湾を奇襲攻撃した」
というのが一般的なんですね、明らかに偏ってますでしょ?
真珠湾を攻撃したのは日本軍であり又は日本海軍なんです、日本ではない。ところがドイツはナチスでもなければドイツ軍でもなくドイツが侵略した、、と書くわけです。

実際、真珠湾だって宣戦布告が遅れた、というのが一般的な認識ですが遅れたという文書の内容は別に宣戦布告ではない。

ABCD包囲網の経済的圧力、って実際には中国は日本に侵略され日本に搾取されていたわけでどうやって経済的圧力をかけられるのでしょうか?

> しかし、そうすると、やはりB級犯罪の定義が適用される犯罪は存在したが、それ以外の、C級犯罪の定義があてはまる犯罪が存在しなかったと考えられていたということになると思います。

というわけで、C級に当てはまらないのではなく当てはめなかった、が私の主張です(^^ゞ

> ところで、瀬川さんは、どうなりますかね。

瀬川さんって?(^^;←無知男