| 37085 | 返信 | 日本の過去の清算を求める国際連帯会議(4) | URL | 前田 朗 | 2005/09/30 12:24 | |
| 昨日の東京高裁判決とは異なって、大阪高裁が、首相の靖国参拝は違憲と判断したそうです。 朝日新聞 http://www.asahi.com/national/update/0930/TKY200509300136.html 東京新聞 http://www.tokyo-np.co.jp/ 読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050930it04.htm 一方、昨日の日鉄釜石強制連行訴訟・東京高裁判決は、強制連行犠牲者の遺族が、遺骨や未払い金返還、死亡通知送付、謝罪と補償を求めていた裁判で、遺骨返還の訴えを棄却しました。原告らと新日鉄は、97年に遺骨問題について和解して、新日鉄が一人当たり200万円の「慰霊金」を支払うことになっていますが、原告らは日本政府に遺骨返還を求めて控訴していました。これに対して、大阪高裁が遺骨返還請求を棄却したのです。棄却の理由は、政府が遺骨を保有している事実はない、情報を保有している事実もない、というものです。 昨日朝刊で日本政府がようやく遺骨の調査を始めたことが明らかになったわけですが、東京高裁は、調査開始以前の情報に基づいて判決を出してしまったわけです。高裁としてはやむをえなかったかもしれませんが、原告らから見れば、日本政府も高裁も異常な無責任と映ることでしょう。他人の遺骨をさらってきて自分の家族等の遺骨だなどとデタラメを唱え、区別がつかないよう混入させた例もある上、明らかに残されている遺骨の返還を求められても長い間調査すらせず、ようやく政府が調査を開始したことが報道されたその日に、裁判所が返還請求を棄却してしまいました。間が悪いとはこのことです。 なお、民間における遺骨調査については、前回紹介した福留論文のほか、蔡鴻哲「室蘭光昭寺の遺骨返還問題」統一評論480号(2005年)があります。北海道の市民運動が、今年5月、遺族を韓国からお招きして、調査結果を伝えています。遺族らは、日本政府の無責任な姿勢を批判して、遺骨を持ち帰らず、誠意ある態度をとるよう要求しています。 |
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