37105 返信 10.2 シンポジウム「女性天皇」で「女」は変わる URL にゃにゃにゃにゃにゃ 2005/10/01 10:12
以下、転送です * ** *********************************

イベントのご案内です。

「女性天皇」で、「女」は変わると思いますか?
多彩なパネリストを招いて、広く意見交換してみたいと思います。

男女同権時代に即し、「女性天皇」を認めるべきか。
そもそも天皇制はジェンダー・イクォリティの象徴となれるのか。

今の時勢にでてきた「女性天皇」論とは?「女性天皇」の誕生は何をもたらす
のか、この機会に一緒に考えてみませんか。

【転載・転送歓迎】

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シンポジウム ☆「女性天皇」で「女」は変わる?☆
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○10月2日(日) 17時半開始 早稲田奉仕園地下ホール
                  
(http://www.hoshien.or.jp/map.html)
○パネラー:赤石千衣子さん、北原みのりさん、首藤久美子さん、
      柳本祐加子さん、
   司会:大橋由香子さん
○参加費 :500円

○主催:10.2シンポ実行委員会/確信犯?シングルの会東京支部
○協賛:SOSHIREN女(わたし)のからだから/女性と天皇制研究会/
    アジア女性資料センター/ふぇみん婦人民主クラブ/
    LOVE PIECE CLUB/日本女性学研究会有志

○問い合わせ:Tel 03-3780-5245 Fax 03-3463-9752
        e-mail t97l205【@】kyoto-seika.ac.jp


「女性天皇」をめぐる議論がにわかに活発化しています。各世論調査でも7割
8割の人が容認との意見です。しかし女性天皇もんだいに関しては、昨今の右
傾化と天皇制大衆化の影で、十分な議論が市民側に少ないような気がしていま
す。

2005年1月に発足した小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」
はこれまでに11回の会議を重ねています。「男女同権の観点から女性天皇の可
能性を議論している」という大義だったはずが、今では「安定的な皇位継承、
天皇制存続のための制度の検討」と、途中経過で発表されています。世襲の男
系男子をかなぐり捨ててまで、「女性天皇」を持ち出したのに、一部の保守派
議員や論客からは「女系」になることは如何なものかと疑義が出され、「女性
天皇」にも思わぬバックラッシュが!!会議では「女性では国民統合の力が足
りないのでは」とか「体力面で公務遂行の負担が大きい」といった女性差別的
発言もでています。こういった意見や発言をフェミニズムの立場 からチェック
していくことも必要です。

また天皇制堅持の保守派は、「ジェンダー・フリーバッシング」や男女共同参
画バッシングを唱える人々と同根であるし、今の戦争のできる国への土台づく
りや、改憲論議ともつながってきます。

そもそも天皇家というのは日本の家父長制の象徴的存在です。皇太后に天皇の
前を歩くことを決して許さず、直系男子を産むことが「女」の至上命題である
かのような旧態依然とした家族であり、そのためには生活や身体のコントロー
ルも辞さないのです。
天皇制という制度を維持するため、「女」はまた利用されるだけでしょうか?
それとも、女性差別的発言に反論し、より男女平等な象徴天皇制をめざすこと
が、男女共同参画社会なのでしょうか。

女性天皇賛成にせよ反対にせよ、天皇制のある「国」に暮らす私(たち)とい
う現実と向き合い、小泉首相の私的諮問機関(「皇室典範に関する有識者会議」)
ばかりにの問題を丸投げせずに、私(たち)の女性天皇に関する有(憂)識者
会議をやりませんか?