3月23日(水)、学事の打ち合わせで出かけた三田キャンパスには、晴れ着の学生が徐々に集まっていました。卒業式には中止になったけれども、集まって、みんなで顔を合わせたい。そんな気持ちがあったのでしょう。
午前、彼らは参加できなかったけど、卒業式にかわる代表学生への学位記授与がありました。式典(と言っていいでしょう)はUstで中継され、2,000人あまりが見たようです。
学事の打ち合わせが終わり、同僚とキャンパスを歩いていると、ためらいながらも卒業を祝いあうすがたがありました。こういう状況のなか、なんとも心のあたたまる光景でした。
通常、大学全体の卒業式が終わると、学部毎の学位記授与が行われます。今年はないものと思っていたところ、偶然会った学部長から、急遽これもUst配信で行うことにしたと聞き、会場に駆けつけました。もちろん、3名の代表者を除いて卒業生のすがたはありません。
200名収容の広い会場にいるのは学部長、研究科委員長、中継スタッフ、偶然居合わせた4人の教員だけ。でも、twitterをはじめとするネットワークが目に見える紐帯をつくりだしてくれました。
みなさん、あらためて、ご卒業おめでとうございます。
中継スタッフの方々にも、心から感謝です。
新しい学期がはじまります。