昨日、日本選挙学会分科会B(歴史・法律部会)での学会報告を終えました。
「小選挙区制下の選挙と選挙制度改革論」をテーマとしたセッションで、概要は以下の通り。
(選挙学会開催校WEBサイトより転載)
◇司会者
河崎健(上智大学)
◇報告者
清水唯一朗(慶應義塾大学)
「政党再編期における衆議院議員総選挙―第15回総選挙と二大政党の形成―」
奈良岡聰智(京都大学)
「1925年中選挙区制導入の背景」
小松浩(神戸学院大学)
「20世紀初頭イギリスにおける小選挙区制改革論争」
◇討論者
御厨貴(東京大学)、成廣孝(岡山大学)
選挙学会では実に6年ぶりの報告。前回は、人生初の学会報告だったことを思い出しました。
若かったなぁ。
統治機構や政官関係研究では制度べったりの傾向があるワタクシですが、選挙研究に
なると、とたんに地域べったりになります。一党優位政党の崩壊から二大政党の形成に
至る過程を、選挙に焦点を当てて論じました。
日本・選挙制度・イギリスと、比較政治的に議論がなされたことも、とても意義深かったと
思います。1920年代研究を進めることがポリサイに有意な事例を提供することが見えてきた
のも収穫でした。ご関係頂いたみなさま、コメントを頂いたみなさまに御礼深謝です。
次は来週の選挙コーカスに向けて、がんばります。