10月26-28日に京都で開かれた第3回東アジア日本研究者協議会に参加しました。
この協議会は、日本、韓国、台湾、中国で日本研究を進める研究者たちが年に一回集う、大イベント。一昨年の韓国・仁川、昨年の中国・天津に続いて、3年連続でセッションを企画しての参加となりました。
今年は「選挙区と日本政治―空間的制度分析へのアプローチ」と題して、下記のようにセッションを組みました。
報告:鎌原勇太(横浜国立大学)・中島有希大(慶應・院)
「旧藩の境界と選挙区―その経路依存性と変動に関する分析」
宋ジェヒョン(早稲田大学)・重村壮平・品田裕(神戸大学)
「選挙制度改革による利益誘導の政治の変容と継続」
飯田健(同志社大学)
「京都市における共産党の支持基盤」
討論:粕谷祐子(慶應義塾大学)
古谷知之(チュラロンコン大学、ウィーン大学)
司会:清水唯一朗(慶應義塾大学)
http://eacjs.rspace.nichibun.ac.jp/index.html
セッションにはソウル国立大の朴先生、東北大の安達先生、日文研の瀧井先生・楠先生、ハイデルベルク大のクレーマー先生などが来てくださり、充実した議論を行うことができました。選挙区研究科研の中間報告の意味を持つものでしたが、若手のメンバーも増え、よい形で折り返せそうです。
それにしても、盛大な会で本当に楽しくなります。他方、政治学系のセッションが少ないことが気になりました。もう少し周りに声をかけてみようと思います。来年は台北。今から楽しみです。
なお、上記学会で報告された院生の中島さん(古谷研でGIS、清水研で日本政治を研究)は、前週のGIS学会で優秀報告賞を受賞されました。おめでとうございます!
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