8月10日刊行の『中央公論』9月号の特集「安倍政治が遺したもの」に「原敬暗殺との対比から考える」という原稿を寄せました。
7月8日は出張先の長野にいました。前日、調査に訪れた市立図書館の前にあった掲示板(写真)に張り紙を見つけた。そこには「7月8日(木)16:55(長野駅前) 弁士 安倍晋三(元内閣総理大臣)」とあった。迂闊にも、これまで安倍氏の演説を直に聞いたことがなかった。3年前の参院選のおり、同じ場所で小泉進次郎氏の演説を聞いたこともあり、この機会に安倍氏の演説を聞いてみようと手帳に書き込んだ。しかし、選挙戦終盤の情勢変化を受けて長野への応援は中止となり、その代わりにむかった奈良で安倍元首相は凶弾に倒れた。
あの日から一カ月。政治史を学んできたひとりとして、何を、どのように伝えるべきかを考えて、この原稿をまとめました。お目に留まればうれしく存じます。
https://chuokoron.jp/chuokoron/backnumber/120909.html
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