ブエノスアイレス雑感(7月25日)

 「『辺境』から見た世界大戦」国際ワークショップで報告するため、ブエノスアイレスに伺いました。初めての南米訪問は多くのことを感じさせてくれるものでした。

 ワークショップの会場となったブエノスアイレス大学哲文学部は、大統領府からすぐ。「南米のパリ」と呼ばれる街の美しさを感じるには絶好の場所でした。ドイツ、ベルギー、ポルトガル、ブラジル、アルゼンチン、中国、日本を扱った報告はそれぞれ卓越しており、今まで参加したワークショップのなかでも群を抜く刺激を受けました。プログラムはこちら

WS後に案内していた移民博物館はとても勉強になりました。イタリア系移民はもちろん、多くの日本系移民の資料が展示されていました。その大半は沖縄からの移住者。

 もっとも心が動いたのは、CCK文化センター(旧中央郵便局)前の路面に埋められたこのタイル。軍事政権によって拉致された人々のことが刻まれています。日系人も多く拉致されながら、日本政府の対応は不十分なものであったとも言われます。学ぶことの多さを改めて認識する旅でした。


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