11月27~29日、ドイツ・ルール大学ボーフム校日本学科で集中講義を行いました。
日本史研究、日本語教育がともに充実していることで知られるルール大学ボーフム校。2014年以来、4年ぶりに訪問させていただきました。今回は学部4年生から博士1年生を対象に、歴史学と政治学の方法論をお話し、実際にデジタルデータベースを使いながら、履修者それぞれの関心に沿った資料を見出し、解釈し、最終報告まで行うというパッケージで行いました。
4年前の講演もそうだったのですが、ボーフムでの講義は先方のご希望で日本語で行われました。みなさんがとても集中して取り組んで、充実した成果を挙げてくれました。問題設定、リサーチクエスチョン、仮説、作業仮説を立てながら、見つけた資料の相対的位置を探り、アクター、制度、利害から構築していく方法は、これまで日本学の方法で取り組んできた皆さんには新しいものと映ったようです。
なにより、2011年に学部交換留学生として清水研に留学していたダニエル・ヴォルニクさんが教員としてすばらしい活動をされており、本当にうれしく感じられました。お招きくださったカーチャ・シュミットポット先生をはじめ、みなさんに御礼申し上げます。またお伺いする機会が楽しみです。
日本学科のサイトでも記事にしてくださいました。ありがとうございます。
https://www.ruhr-uni-bochum.de/gj/index.html
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