2022年度がはじまりました(4月3日)

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4月になりました。ドイツに行けなかったサバティカルも終了。心機一転、新学期です。
本年度担当講義は以下のとおりです。

—–<春学期>—–
・日本の近現代(日本政治外交史)
戦前・戦後から現代までの日本の歩みを、政治と外交を軸に論じます。
今年は『日本史の論点』(中公新書)で取り上げられた近現代10の論点を軸に議論します。
海外からの日本研究者のゲストにもお越しいただき、理解を広げていきます。

・オーラルヒストリーワークショップ
オーラル・ヒストリーの実践を軸とした、仮説発見、技法獲得のためのワークショップ。
座学→実践の繰り返しで、研究をつかんでいきます。
今年もゲストが豪華です。
永江朗さん(ライター、インタビュアー)
オト研のみなさん(テープ起こし者)
岸政彦さん(社会学者、作家)
徳谷柿次郎さん(ジモコロ編集長)

・日本研究概論2
日本を理解し、日本を研究し、『問題解決先進国』としての日本モデルを打ち出すことを目的としたクラスです。加茂具樹さん、田中浩一郎さんと共同で担当します。
こちらのクラスには、中山俊宏さん、横山広美さん、千正康裕さん、小牧奈津子さんなどにお越しいただきます。

・研究会1(日本政治外交研究)
現代日本の政治構造、政策課題を、近代・現代の歴史的視野にたち、事実経過・経緯を重視しながら理解し、解法を探っていきます。
春学期は、基礎的な構造・形成過程の理解を深めるため、輪読とディスカッションを中心に進めていきます。4年生の卒業論文報告も交えます。秋学期は、個別事例のケーススタディを行い、翌年度の個人研究に繋げていきます。
今学期は国際色ゆたかな15名のメンバーでスタートです。

・研究会2(オーラル・ヒストリー)
オーラル・ヒストリーを用いた個人研究、共同プロジェクトを実施します。
加えて、「聞くこと」の意味、「聞くこと」の方法を吟味していきたいと思います。
オーラルゼミらしく、6名が休学して自分のテーマを追っているため、13名でスタートです。

・卒業プロジェクト1・2
卒業制作指導を希望される方は、原則として、いずれかの研究会を2学期以上履修して下さい。

・学際日本研究(大学院)
大学院ゼミの学生が多国籍となっていくことに合わせて、従来の「日本研究」を改組して、多様なアプローチからの日本理解、日本研究に取り組める場を作っています。小熊英二さん、篠原舟吾さんとの共同担当です。

—–<秋学期>—–
・古典と現在
いわゆる「古典」ではなく、誰しもが読んでいそうで実は読んでいない重要資料を
毎回ひとつづつ、ゆっくり読み込むクラス。隔年開講ですが、2年前は大好評でした。

・日本研究概論1
発展的理解を涵養する「概論2」に対し、「概論1」はより幅広いかたちでの日本への理解を獲得していきます。加茂具樹さん、田中浩一郎さんと共同で担当します。

・Modern Japanese History(GIGA)
MITの歴史学部(Department of History)とのジョイントクラスです。日本に軸足を置きつつ、アジア、世界の視点から日本のこれまでの歩みを捉え、これからを考えていきます。

・研究会1、2、卒業制作、学際日本研究
春学期を参照してください。
開講日・詳細は、時間割・シラバスを参照して下さい。

今年もヴィヴィットで面白い学生の皆さんと学べるのが楽しみです。

清水 拝

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