4月になりました。本年度担当講義は以下のとおりです。
—–<春学期>—–
・日本の近現代(日本政治外交史)
戦前・戦後から現代までの日本の歩みを、政治と外交を軸に論じます。
『日本史の論点』(中公新書)で取り上げられた近現代10の論点を軸に議論します。
海外からの日本研究者のゲストにもお越しいただき、理解を広げていきます。
・オーラルヒストリーワークショップ
オーラル・ヒストリーの実践を軸とした、仮説発見、技法獲得のためのワークショップ。
座学→実践の繰り返しで、研究をつかんでいきます。
今年もゲストが豪華です。
オト研のみなさん(テープ起こし者)
岸政彦さん(社会学者、作家)
土門蘭さん(作家)
・日本研究概論2
日本を理解し、日本を研究し、『問題解決先進国』としての日本モデルを打ち出すことを目的としたクラスです。加茂具樹さん、田中浩一郎さんと共同で担当します。
こちらのクラスには、元中国大使、玉井克哉さん、千正康裕さん、山本達也さん、山田太郎さんなどにお越しいただきます。
・研究会1(日本政治外交研究)
日本の政治構造、政策課題を、近代・現代の歴史的視野にたち、事実経過・経緯を重視しながら理解し、解法を探っていきます。
春学期は、基礎的な構造・形成過程の理解を深めるため、輪読とディスカッションを中心に進めていきます。4年生の卒業論文報告も交えます。秋学期は、個別事例のケーススタディを行い、翌年度の個人研究に繋げていきます。
今学期も国際色ゆたかな16名のメンバーでスタートです。
・研究会2(オーラル・ヒストリー)
オーラル・ヒストリーを用いた個人研究、共同プロジェクトを実施します。
加えて、「聞くこと」の意味、「聞くこと」の方法を吟味していきたいと思います。
休学メンバーがおおむね復帰し、18名でスタートです。
・卒業プロジェクト1・2
卒業制作指導を希望される方は、原則として、いずれかの研究会を2学期以上履修して下さい。
・学際日本研究(大学院)
大学院ゼミの学生が多国籍となっていくことに合わせて、従来の「日本研究」を改組して、多様なアプローチからの日本理解、日本研究に取り組める場を作っています。小熊英二さん、篠原舟吾さんとの共同担当です。
—–<秋学期>—–
・政策デザインワークショップ古典と現在
政策をリサーチするにとどまらず、解決策を発信していくワークショップです。今年はどこまでできるでしょうか。
・日本研究概論1
発展的理解を涵養する「概論2」に対し、「概論1」はより幅広いかたちでの日本への理解を獲得していきます。加茂具樹さん、田中浩一郎さんと共同で担当します。
・研究会1、2、卒業制作、学際日本研究
春学期を参照してください。
開講日・詳細は、時間割・シラバスを参照して下さい。
今年もヴィヴィットで面白い学生の皆さんと学べるのが楽しみです。
清水 拝
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