新学期まで、一週間を切り、時間割・シラバスが公開されましたね。
私の本年度担当講義は以下のとおりです。
<春学期>
・総合政策学の創造
1年生の必修講義。今年も、講義内で選挙コーカスを実施します。
「SFCにおける『政策』」、「SFCにおける『言語』」など、注目講義で一杯です。
阿川尚之先生、国領二郎先生と共同で担当します。
・近代史(日本政治外交史)
現代日本は、どのように形成されてきたのか。現在存在する日本の政治構造の
長所短所は、いつから、なぜ、このような形を取ることとなったのか。
そうした、統治構造、リーダーシップ、政治判断、人材育成、社会構造といった問題を
幕末維新から、明治、大正、昭和、戦後復興までを射程に、考えることを重視した
講義を行います。
・政治史(東洋英和大) SFC近代史に準じます。
・ライティング技法ワークショップ
オーラル・ヒストリーの実践を軸とした、仮説発見、技法獲得のためのワークショップ。
去年の勢いで、今年も楽しくやりたいと思っています。
・研究会1(日本政治外交研究)
現代日本の政治構造、政策課題を、近代・現代の歴史的視野にたち、事実経過・
経緯を重視しながら理解し、解法を探っていきます。
春学期は、基礎的な構造・形成過程の理解を深めるため、輪読とディスカッションを
中心に進めていきます。4年生の卒業論文報告も交えます。
秋学期は、個別事例のケーススタディを行い、翌年度の個人研究に繋げていきます。
・研究会2(オーラル・ヒストリー)
オーラル・ヒストリーを用いた個人研究、共同プロジェクトを実施します。
加えて、「聞くこと」の意味、「聞くこと」の方法を吟味していきたいと思います。
こちらは09年度からの新規開講ゼミです。
・卒業制作
卒業制作指導を希望される方は、原則として、いずれかの研究会を履修して下さい。
<秋学期>
・方法論探求
リサーチモデルを構築し、研究を推進するために必要な、オーソドックスな方法論を
伝授します。
・現代日本の政治(東洋英和大)
太平洋戦争で敗れた日本が戦後復興を果たし、高度成長を経て、今日に至るまでの
歩みを論じ、現代日本の諸問題を体系的、有機的に理解する材料を提供します。
近代史と同様に、「考える」ことを重視する形態で進めます。
・福澤諭吉と現代1
第一線で活躍する研究者、政治家、官僚、経済人をお招きし、福澤が掲げた
「民の自立」の観点から議論します。阿川先生との共同担当です。
・福澤諭吉と現代2
同上講義の延長戦として、宿泊形式で熱く語り続けます。
こちらも阿川先生との共同担当です。
・研究会1、2、卒業制作
春学期を参照してください。
<大学院>
・インターヒストリー―地域・理論・政策
歴史、地域、理論を重層的に積み上げ、ぶつけ合っていこうという、知の闘技場を
模索するプロジェクト。土屋大洋先生、加茂具樹先生、神保謙先生、阿川先生と
共同担当で行います。
09年度からの、新規開講プロジェクトです。
・グローバル・ガバナンスとリージョナル・ガバナンス
研究計画書、中間研究報告、最終研究報告を行います。
GRプログラムの全体会合です。
開講日・詳細は、時間割・シラバスを参照して下さい。
ヴィヴィットで面白い学生諸君とお目にかかれることを楽しみに。
清水 拝