同僚の井庭崇さんとその教え子である長井雅史さんの共著『対話のことば』の刊行記念ワークショップ&トークショーに登壇してきました。
在外研究中に建築とまちづくりの手法であるパターン・ランゲージを学んだ井庭さん。帰国後、『ラーニング・パターン・ランゲージ』などを開発し、SFCの教育に大きく貢献しています。最近は認知症家族のすてきなあり方をパターンランゲージで著した『旅のことば』など、活動の範囲を広げられています。
以前から井庭研と清水研(オーラル・ヒストリー)では学生の行き来がよくあったのですが、来学期から井庭さんの留学に際して僕が井庭研をお預かりすることもあり、先日、合同ゼミを行い、「語る」「話す」「対話」を軸に対談しました。井庭さんは「質感のある抽象」を意識化し、言葉にできたそうです。僕にとっては、逆に「抽象的な質感」を考える機会になりました。
<リンク>井庭さんの感想@Facebook
そして4日後に訪れたこのワークショップ。オープンダイアローグをパターンランゲージとして描きなおし、そこから対話の極意を引き出すという試みは、対話にこだわってコーチングを続け、研究にまで作り上げた長井くんの仕事。そこにマイプロを育てつづけてきた井上さんが入り、「ことば」「からだ」「向き合う」について捉えなおすよい時間になりました。70名近い来場者の皆さんとワークをできたことも新鮮でした。
私も早くオーラルの本を書こうと思います(笑)。
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