本日、明治150年記念式典が行われました。明治100年記念式典とは様変わりしたことにさまざまな議論があるようです。
そのためでしょうか、フォーリンプレスセンターから「明治維新150年と日本の政治」と題する外国プレス向けのブリーフィングをご依頼いただき、昨日、お話をしてきました。さまざまな国のプレスや外交官の方の質問が、それぞれの国の文化、現状、日本への向き合い方を反映しており、興味深く感じました。
この2年間で、ずいぶん明治維新に関わる書籍も増えてきたことも実感できました。昨日紹介した研究を挙げておきます。
中央公論新書編集部編『日本史の論点』中央公論新社、2018年
三谷博『維新史再考―公議・王政から集権・脱身分化へ』NHK出版、2017年
苅部直『「維新革命」への道―「文明」を求めた十九世紀日本』新潮社、2017年
三谷太一郎『日本の近代とは何であったか―問題史的考察』岩波書店、2017年
山本義隆『近代日本一五〇年―科学技術総力戦体制の破綻』岩波書店、2018年
奈良勝司『明治維新をとらえ直す―非『国民』的アプローチから再考する』有志舎、2018年
町田明広『グローバル幕末史―幕末日本人は世界をどう見ていたか』草思社、2015年
松沢裕作『生きづらい明治社会―不安と競争の時代』岩波書店、2018年
横山百合子『江戸東京の明治維新』岩波書店、2018年
年末にかけて、明治150年を考える論考をまとめてみたいと思います。
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