「文明としての議事と議場」瀧井編『「明治」という遺産』(10月10日)

 瀧井一博編『「明治」という遺産』(ミネルヴァ書房、2020年)に「文明としての議事と議場――公議の「場」はどう作られたのか」を寄稿させていただきました。

 

 ボストンから帰国したばかりの2015年春、国際日本文化研究センターの共同研究「明治日本の比較文明史的考察」のメンバーに加えていただきました。それから3ヶ月に一度のペースで行われる研究会に参加し、国際共同研究の面白さを堪能させていただきました。明治150年を考える多くの視座を学んだ機械でした。

 http://research.nichibun.ac.jp/pc1/ja/coop/archives/s462/

 

 本書はその共同研究の成果です。全30章596ページの大作。私は第10章で「公議」がどのように受容されてきたのかを、その場である議場とその方法である擬似手続きの変遷から論じました。ご高覧いただければ幸いです。

 https://www.minervashobo.co.jp/book/b524615.html

  

磯田道史さんによる書評(『毎日新聞』12月5日)

 https://mainichi.jp/articles/20201205/ddm/015/070/026000c