施光恒・黒宮一太編『ナショナリズムの政治学―規範理論への誘い』ナカニシヤ出版、2009年
著者の施先生から頂きました。ありがとうございます。企画の段階からご相談を頂いていた一冊で、拝読するのがとても楽しみです。著者がみな30代の若手で構成されているのも、すばらしいことだと思います。
以下、出版社による案内と目次をあげておきます。
「本格的な理論研究への端緒を開く一冊。規範理論の観点からナショナリズムを分析、その価値評価を試みる。日本と世界の関係性を真摯に考える時、避けられないテーマに挑んだ画期的な一冊にして、これから研究を志す人々にとって最適の入門書。」
第1章 ナショナリズムの起源(黒宮一太)
第2章 共和主義とナショナリズム――時間と記憶の政治学――(佐藤一進)
第3章 言語、メディアとナショナリズム(柴山桂太)
第4章 リベラル・デモクラシーとナショナリティ(施 光恒)
第5章 コスモポリタニズムとの論争(神島裕子)
第6章 多文化主義とナショナリズム(松元雅和)
第7章 憲法とナショナリズム(栗田佳泰)
第8章 公教育とナショナリティ――愛国心教育をめぐる議論を題材に(竹島博之)
第9章 日本のナショナリズムと秩序意識(塩出浩之)