NewsPicksさんの特集記事「官僚たちの『逆襲』」に関連して取材を受けました。都議選の結果を受けて変更があったとのことで、友人からの知らせで記事公開を知るというハプニングがありましたが、興味深い取材&記事でした。
NewsPicks「完全解説 日本の『国家』を作った官僚たち 150年目の異変」
霞ヶ関、官僚制を論じる記事は多いですが、政官関係や官僚制の歴史をしっかりと追ったものは少ないように思います。なぜかこの記事はパワーポイント形式で、前半は拙著の要約のようになっていますが、概ね好評なようです。
官僚制をめぐるアプローチは、歴史と現在、日本と世界、政治学と行政学、定性的研究と定量的研究ととても幅が広がってきました。今月、大学院ゼミで読む曽我謙悟さん『現代日本の官僚制』(東京大学出版会、2016年)はそのひとつの到達点でしょう。このあたりについては、以前、出雲明子さんの『公務員制度改革と政治主導』(東海大学出版部、2014年)の書評として『レヴァイアサン』58号(2016年)に「二つの架橋」と題して寄稿させてもらいました。
さて、大学院ゼミでの議論はどのようなものになるか、楽しみです。
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