戦前日本の選挙に関する研究リスト

戦前期日本における選挙に関する研究をまとめています(久冨博之氏と共同で作成)。なお、表記の都合上、掲載誌名を一部省略しています。こちらに掲載されていない研究をご存知の方はぜひご一報ください。

更新履歴

2017年 3月13日 移設。
2010年 1月 2日 データ更新、あわせてリニューアル。
2007年11月20日 データ更新。

全般にわたる研究

No.編著者名・著名・出版社名発行者・出版年
1季武嘉也『選挙違反の歴史』吉川弘文館、2007年
2杉本仁『選挙の民族誌』梟社、2007年
3清水唯一朗『政党と官僚の近代―日本における立憲統治構造の相克』藤原書店、2007年
4杉本仁・有泉貞夫「甲州選挙語彙」『山梨近現代史論集』、2004年
5櫻井良樹『帝都東京の近代政治史』日本経済評論社、2003年
6手島仁『総選挙でみる群馬の近代史』みやま文庫、2002年
7源川真希『近現代日本の地域政治構造―大正デモクラシーの崩壊と普選体制の確立』日本経済評論社、2001年
8成田憲彦「日本の民主主義覚書―選挙制度・選挙政治」1~18『選挙』53巻11~55巻8号、2001~02
9櫻井良樹「戦前期群馬県・埼玉県における県議会議員総選挙の結果について」『麗沢大学論叢』11号、2000年
10阪上順夫『尾崎行雄の選挙 世界に誇れる咢堂選挙を支えた人々』和泉書院、2000年
11土田宏成「戦前期陸海軍出身議員に関する予備的考察」『史学雑誌』109編3号、2000年
12楠精一郎「日本政治史における選挙研究」『選挙研究』14号、1999年
13国立国会図書館編 『選挙制度関係文献目録』1997年
14櫻井良樹「戦前期東京府における府議会議員選挙の結果について」『麗澤大学論叢』7号、1996年
15季武嘉也「戦前期の総選挙と地域社会―近代日本の3つの波動」『日本歴史』544号、1993年
16山室建徳「昭和戦前期総選挙の2つの見方」『日本歴史』544号、1993年
17梅田定宏 『三多摩民権運動の舞台裏―立憲政治形成期の地方政界』同文館出版、1993年
18吉田博司 『近代日本の政治精神』芦書房、1993年
19川人貞史 『日本の政党政治 1890-1937』東京大学出版会、1992年
20楠精一郎「外地参政権問題」『近代日本史の新研究』9巻、1992年
21季武嘉也「大選挙区制度下の総選挙と地域政治社会」『創価大学人文論集』4号、1992年
22福島良一「労農派と選挙協定問題」『早稲田政治公報研究』33、1992年
23清水唯一朗『政党と官僚の近代―日本における立憲統治構造の相克』九州大学出版会、1992年
24杣正夫『日本選挙制度史 普通選挙法から公職選挙法まで』『慶大院法研論文集』32号、1991年
25鈴木麻雄「戦前戦後における総選挙の地盤の相似性―熊本県第一区の場合」山口書店、1990年
26野田秋生『大分県政党史の研究-自由民権と党派の軌跡-』第一法規出版、1990年
27自治省選挙部編『選挙法百年史』岩波書店、1989年
28松尾尊兊『普通選挙制度成立史の研究』『東京都立大学法学』30巻1号、1989
29阪上順夫「わが国における選挙制度と議員選出問題の史的考察」日本経済評論社、1989年
30上山和雄『陣笠代議士の研究-日記にみる日本型政治家の源流』日外アソシエーツ、1987年
31日外アソシエーツ編 『選挙・議会・政党に関する10年間の雑誌文献目録』『選挙研究』2号、1987年
32富田信男「衆議院議員総選挙の史的分析(一)―明治・大正期」『選挙研究』1号、1986年
33遠山茂樹「明治憲法下の地方議会選挙」『政治学の諸問題2』、1984年
34日外アソシエーツ編『選挙・議会に関する27年間の雑誌文献目録』日外アソシエーツ、1984年
35松尾尊兊「山本地震内閣の普選構想」『日本史研究』245号、1984年
36松尾尊兊「普選運動の復活」『日本史研究』244号、1983年
37市川太一「広島県選出帝国議会衆議院議員―その社会的背景と調達」『広島平和科学』5号、1982年
38市川太一「広島県選出帝国議会衆議院議員の経歴」『修道法学』5巻1号、1982年
40富田信男「政治参加の論理と運動-参政権獲得の歴史」『日本の社会文化史』、1974年
41富田信男「日本普選運動史序説」『政経論集』29巻4号、1960年

主として明治期に関する研究

No.編著者名・著名・出版社名発行者・出版年
1田中宗孝「明治大正選挙寸描」『選挙』62巻6号、2009年
2上野利三「第一回総選挙における静岡県第二区の選挙戦」『三重中京大学地社研報』21、2009年
3上野利三「第一回総選挙における静岡県第四区の情勢」『法学研究』82巻2号、2009年
4上野利三「第一回総選挙における静岡第一区の情勢『研究フォーラム』5号、2009年
5寺崎修『自由民権運動の研究 : 急進的自由民権運動家の軌跡 』慶應義塾大学出版会、2008年
6上野利三「第2回総選挙における三重県第2選挙区の情勢」『研究フォーラム』4号、2008年
7上野利三「慶應義塾出身牛場卓蔵の第二回総選挙・三重県第一区における選挙戦」『慶應の政治学 日本政治』、2008年
8渡辺穣「明治期における尾崎行雄の選挙(2)好友会の盛衰」『法政史学』70号、2008年
9田中麻愛・渡辺穣「明治期における尾崎行雄の選挙(1)第七回総選挙の諸相」『法政史学』69号、2008年
10田中麻愛・渡辺穣「明治期における尾崎行雄の選挙(1)第七回総選挙の諸相」『千葉史学』50号、2007年
11矢嶋毅之「千葉県における第二回総選挙―第二区の分析」『神戸大学史学年報』22号、2007年
12三村昌司「第一回総選挙における選挙運動についての試論」『研究フォーラム』2号、2006年
13上野利三「明治23年第1回衆議院議員選挙における静岡県第7選挙区の情勢について」『現代政治学の課題』 、2006年
14寺崎修「第一回衆議院議員選挙と大井憲太郎」『法学政治学論究』71号、2006年
15末木孝典「明治25年・選挙干渉事件における当選訴訟–高知県第二区の場合」『別大短大紀要』24号、2005年
16春田国男「選挙大干渉の政治史的考察(6)」『選挙学会紀要』3号、2004年
17末木孝典「第2回衆議院議員選挙における政府の方針」『選挙研究』19号、2004年
18久冨博之「明治初期議会期の選挙と地方利益―埼玉県会議員選挙を例に―」『熊本歴科研会報』55号、2003年
19今村直樹「明治九年熊本県民会考―議員選挙の実態分析を交えて」臨川書店、2003年
20丑木幸男『近代政党政治家と地域社会』『選挙研究』18号、2003年
21清水唯一朗「隈板内閣下の総選挙―与党内の候補者調整を中心に」『成田市史研究』26号、2002年
22矢島毅之「成田で最初の代議士・小倉良則-代議士当選に至る過程について-」『新修茨木市史年報』1号、2002年
23二宮美鈴「大阪北部の大同団結運動と第一回衆議院議員総選挙」『枚方市史年報』5号、2002年
24服部敬「大阪第六選挙区の初期選挙」『修道法学』25巻1号、2002年
25石川寛「明治11年府県会規則の被選挙権に関する一考察」『松坂大地社研所報』14号、2002年
26上野利三「明治23年第1回衆議院議員選挙における三重県第2区当選者伊東祐賢」『京都市政史編さん通信』7号、2001年
27秋元せき「京都市長の選考過程についての一考察-西郷菊次郎市長選出の背景-」『名大法政論集』188~195、2001~3
28石川寛「近代日本における官吏の衆議院議員兼職制度に関する研究」(1)~(8)『岐阜史学』98号、2001年
29岡山敏明「書簡に見る岐阜県の選挙干渉」『地方史研究』51巻5号、2001年
30小正展也「鹿児島政友会の成立に関する一考察」『佐原の歴史』1号、2001年

主として大正期に関する研究

No.編著者名・著名・出版社名発行者・出版年
1伊東久智「政友会の院外団と「院外青年」」『近代日本の政党と社会』、2009年
2伊東富昭「『佐久間権蔵日記』にみる第一二回総選挙など」『京浜歴科研年報』21号、2009年
3清水唯一朗「護憲三派内閣における政党と官僚」『日本政治研究』3巻1号、2006年

主として昭和戦前期に関する研究

No.編著者名・著名・出版社名発行者・出版年
1駒井忠之「男子普通選挙体制と山本正男」(『近現代の部落問題と山本政夫』)解放出版社、2009年
2玉井清「第一六回衆議院議員選挙における中選挙区制導入の影響について」『慶應の政治学 日本政治』、2008年

主として昭和占領期に関する研究

No.編著者名・著名・出版社名発行者・出版年
1古川隆久「戦後初の総選挙について」『歴史と地理』602号 、2007年
2奥健太郎「第2回参議院選挙と自由党–参議院政党化の一分析」『年報政治学』2006-2号 、2006年
3田中善一郎『日本の総選挙1946-2003』東京大学出版会 、2005年
4小田義幸「第23回総選挙に於ける日本社会党躍進の組織的要因」『戦前日本の政治と市民意識』 2005
5福元健太郎「国会議員の入場と退場 : 1947-1990」『選挙研究』19号 、2004年
6佐野方郁「一九五〇年京都市長・京都府知事選挙と芦田均(下)」『京都市政史編さん通信』9、2002年
7佐野方郁「一九五〇年京都市長・京都府知事選挙と芦田均(上)」『京都市政史編さん通信』8、2001年
8天川晃・増田弘編 『地域から見直す占領改革―戦後地方政治の連続と非連続』山川出版社 、2001年
9功刀俊洋『戦後地方政治の出発―1946年の市長公選運動』敬文堂 、1999年
10楠精一郎「小選挙区制法案の挫折」『過渡期としての1950年代』 、1997年
11福永文夫『占領下中道政権の形成と崩壊―GHQ民政局と日本社会党』岩波書店、1997年
12上条末夫『戦後日本の総選挙 データの時系列分析』北樹出版、1991年
13福永文夫「戦後における中選挙区制の形成過程―GHQと国内諸政治勢力」『神戸法学雑誌』36巻3号、1986年
14竹前栄治「戦後初期の選挙制度改革―1―」『東京経大学会誌』129号、1983年
15杣正夫「公職選挙法の成立過程」(一)(二)『社会科学研究』34巻5・6号、1981年

本ページは科学技術研究費補助金基盤研究(C)「選挙区割と地域政治の基礎的研究』による成果を公開するものです