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I CAN'T ACCEPT NOT TRYING.
フィル・ジャクソンがデニス・ロッドマンをとったのは、成功だった。
これで、ブルズは最高にバランスがとれたチームになった。

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ネットワークの視点からみると、ロッドマンをそう解釈するか、が問題だ。ネットワーク論では、みんなが可能な限り自分の役割をフリーにすることが重要である。これは、自己の専門性を放棄することではなく、今までの閉鎖された専門性から解放され、もっと違った専門性を獲得しなければならないということだ。ということは、ロッドマンが、いままのでチームにいたときのように、単なるリバウンドだけのロール・プレイヤーであってはならないのだ。しかしそれは、3ポイント・シューターでもあれ、というのではない。リバウンドのロールに閉じこもるのではなく、リバウンドのロールからすべてのプレイを始めろ、というのだ。今のロッドマンには、それを感じる。リバウンドにこだわりながら、ジョーダンやピペンに鋭く反応して、ポイント・ゲッターになりつつある。しかし、かれは、ポイントをとっても、どこまでもリバウンドのロールプレイヤーであろうとしているのだ。ここが違うのだ。
フィル・ジャクソンは、いま至上最高のチームをつくろうとしている。
I AM BACK.
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