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「行政情報公開のための法律の制定その他の制度の整備に関し、専門的な検討を行うため」に行革委が発足させた審議会。夏までは、関係者や有識者からヒアリングをし、意見交換などをして勉強会のようなことを行なっていた。その内容は下記の通り。
- 情報公開の現状について総務庁からヒアリング
- 東京都の公文書開示条例の制度と運用状況・神奈川県における情報公開制度・大阪府における公文書公開等条例の制度と運用状況についてのヒアリング
- アメリカ・フランス・イギリス・オーストラリア・カナダ・ニュージーランドの情報公開制度についてヒアリング
- 地方公共団体における情報公開制度のしくみと運用についてヒアリング
- 「情報公開法の目的」・「開示請求権の法的性格」・「不開示情報の範囲」・「不開示決定に対する救済制度」・「情報提供者等第三者保護のための制度」・「地方公共団体との関係」についての討議
- 情報公開判決の動向―非開示理由の推認の問題を中心にヒアリング
- 情報公開制定推進会議からのヒアリング
討議といってもフリートーキングであり、まだ方針を決めるという段階には至ってない。7月までフリートーキングを行なったが、9月からの予定は6月の時点ではまだ立っていなかった。いずれにしても本格的に法律の案を作っていくのはまだ先のようであった。
Atsushi Kusano
Thu May 8 15:35:48 JST 1997