(印刷用 PS 版は /home/hattori/visual-prog/latex2e/main.ps
です)
場合分けと繰り返し
複数の例に対するデモンストレーションを行なうことによって、システムが場合分けや繰り返しを認識する。しかし、なかなか完全に自動的には認識できないことが多いので、ユーザがうまくデモンストレーションしてやったり、直接テキストで指定してやったりする必要がある。
集合の使用
- ある条件を満たすファイルやフォルダの集合を定義し、新しいアイコンで表わすことができる。集合を表わすアイコンは、普通のアイコンを二つ重ねたもので、名前の欄には変数を含むパターンが表示される(図1、図3)。
- 条件としては、名前のパターンや、属性に関する等式/不等式(e.g. date = TODAY, 256 < size < 1024)が使える。
- 集合アイコンを含むパネルは、その集合のそれぞれの要素に対して、同じ操作を繰り返すことを表わす。
繰り返しの検出
- 複数のファイルやフォルダに対して同じ操作を行なうと、システムは、それを繰り返しの一部であると考える(図12)。
- 繰り返される操作のパネルをハイライトし、繰り返し対象の集合を推定して、ユーザに確認を求める(図13)。
- ユーザが肯定すると、ハイライトされた部分を、集合のアイコンを含むパネルで置き換える。集合の条件がうまく推定できなかった場合は、ユーザが直接入力で修正する。
ユーザによる繰り返しの指定
- ユーザが一連のパネルを指定して、明示的にループを作ることができる(図10)。
エラーによる分岐
- 何かの原因で操作が失敗すると、エピローグは作られず、condition marker (条件によって分岐することを表わす)とbranch connector (分岐のそれぞれの枝を表わす)が表示される。branch connectorには、失敗した理由が条件の形で付加される。
- ユーザは、失敗した場合の操作を続けて行なう(図7)。
- 成功の場合と失敗の場合の操作を実行し、3番目の例の実行を始めた時点で、システムが繰り返しを認識し、自動的にループを作る。ループ範囲を指定する箱の下に、ループ本体を表わす大きな箱ができる(図8)。
- condition markerをクリックすると、起こりうる分岐条件の一覧が表示される。
ユーザによる分岐
- ユーザがcondition markerをスクリプトに加えることができる。
- branch connectorにはメニューから条件(e.g.ファイルの存在、二つのファイルの属性の比較)を選んで付加する(図11)。