(印刷用 PS 版は /home/hattori/visual-prog/latex2e/main.ps
です)
エージェントの振舞い
エージェントの振舞いは「メソッド」によって決定される。メソッドは複数指定することができ、それぞれのメソッドはトリガとルールから成り立つ。
- トリガ
- そのメソッドが呼び出されるタイミングを指定する。例えば、"while running"は、実行中の一定時間間隔ごとに呼び出される。
- ルール
- if〜then〜の形をしている。ルールは複数指定することができ、上から順に条件をテストして、最初に成り立ったルールのアクションを実行する。
それぞれのルールは、条件とアクションから成り立つ。
- 条件
- エージェントの現在の状態が、指定された条件に合っているかどうかをテストする。ワークシート内の他のエージェントの存在、属性値、キーボード入力、マウスイベント、Webページのコンテンツなどをテストできる。例えば、"next to"は、特定の外観を持つエージェントが隣接セルに何個存在するかをテストする。
- アクション
- エージェントが実行する処理を指定する。ワークシート内での移動、外観の変更、音声の再生、Webページを開くなどの処理ができる。例えば、"move"は、指定された方向へこのエージェントがセル一つ分移動する。