井庭崇 担当科目 (2004年度)



「モデリングシミュレーション入門」

大学:慶應義塾大学SFC
分類:学部対象 / 汎用-導入-ナレッジスキル科目(学部)
担当:井庭 崇 (iba@sfc.keio.ac.jp)
開講:秋学期
時限:金曜3限
教室:κ23
単位:2単位

授業形態:講義, 演習/実習
ゲストスピーカー:1回予定
学生が利用する予定機材・ソフト等:ノート型パソコン


【講義案内】
私たちはふだん物事を理解するときに、頭の中に自分なりのモデルをつくり、それをもとに理解しています。日常生活だけでなく、科学や創作の分野でも、同様にモデルが重要な役割を果たしています。モデルをつくるには、対象から本質的に重要だと思う部分を抜き出して記述するのですが、この作業のことを「モデリング」(モデル化)といいます。モデリングを通じて、その対象についての理解を深めることができ、また他の人とのコミュニケーションにも役立ちます。
そして、モデルの理解を深めるための方法として「シミュレーション」という方法があります。シミュレーションとは、モデルの設定を変えることで、その振舞いがどのように変化するかを観察することです。シミュレーションを行うことにより、複雑なモデルや大規模なモデルの理解が容易になり、また、その世界を体験的に理解することができるようになります。
本講義では、モデリングとシミュレーションについて、その基本的な考え方と最先端の話題を紹介します。また、各自のノート型パソコンで実際にシミュレーションを体験することで、その面白さと可能性を味わってほしいと思います。



(C) 2004, Takashi Iba