「真の国際化」に向けて
2008.12.10 Wednesday 23:00
井庭 崇
このような真の国際化の能力がどのようなものであるのか、また、それをいかにして高めることができるのか、ということについて、今僕は自信を持って語り切ることはできない。いま言えるのは、その能力が今後ますます重要となり不可欠になる、という直観だけだ。
そこで、自らの実践を通じて、この問題について考えていきたいと考えている。僕自身の活動、そして僕の研究会の活動を「真の国際化」という点から見直し、実践していく。僕がSFCに教員として戻ってきてから5年が経った。これまでの5年間はSFCの「研究プロジェクト中心」というコンセプトを真摯に受け止め、学部生が学術的なアウトプットを生み出すということに注力して教育に取り組んできた。それは、学会発表できるレベルまで研究を高めるという経験を通して、知的なスキルやマインドを高めていく、という試みであった。
これから5年間は、「真の国際化」ということをテーマに、活動のチューニングをしていくことにしたい。もちろん、研究という軸は外せないと思うが、意識として「真の国際化」を一番の目標に掲げたい。このブログでも、その試みや考えについて、書いていきたいと思う。
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