井庭研 夏休みの課題2009

2009.08.05 Wednesday 02:27
井庭 崇




【文献】
今回は5冊読んでもらいます。以下に、どこを読むべきかということを書くので、そこだけ読めばOKです。各本の最初から最後まで読む必要はありません。ただ、「抽象化」について考えるためには、以下の順番で読むことを強く勧めます。

●「社会・経済シミュレーションの基盤構築:複雑系と進化の理論に向けて」(井庭崇,博士論文, 2003 (夏休みの課題2009抜粋版))
※今回の目的に必要な部分だけを抜粋してあるので、このPDFの内容は、詳細な注も含めてすべて読む。特に、社会をシステムとして捉えるということ、そしてそれをどう具体的に操作可能なモデルにするのかという点についてしっかり把握する。今回の目的に重要となる情報が、注にたくさん記載されているので、そこも必ず読むこと。システム理論とオブジェクト指向とパターン・ランゲージが出てくるので、それらの関係性もみてほしい。

●『複雑系入門:知のフロンティアへの冒険』(井庭崇, 福原義久, NTT出版, 1998)
※第1部と第5部。生命・知能・社会というまったく異なる対象に、どのような共通性をみて、どのようにアプローチしようとしているのかに注目する。

●『複雑な世界、単純な法則:ネットワーク科学の最前線』(マーク・ブキャナン, 草思社, 2005)
※さまざまな対象を「ノード」と「リンク」の観点から理解するということの意義について理解する。

●『オートポイエーシス:第三世代システム』(河本英夫, 青土社, 1995)

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