英語能力をどう強化するか
2009.10.03 Saturday 12:19
井庭 崇
最近、教会で開催されているESLに行っているのだけど、そこで参加しているAcademic Presentation & Pronunciationというクラスのやり方が、とてもよい。そのクラスでは、自分の研究に関係する単語で、言いたいけどうまく言えないものを持ち寄って、みんなで練習する。これがものすごくためになる。みんな専門分野は違うのだけど、だいたいもってくる単語は、一般的なものになる。例えば、僕の研究に重要な単語、"pattern"とか"theory"("systems theory")とかの発音がよくなった。これまでなかなか通じにくかったんだよね。一般的な単語で発音練習するだけでなく、自分の言いたい単語がうまくなるので満足度も高い。これだけでは足りないと思うけど、いままで考えたことがないやり方なので、日本の大学・大学院の英語教育でもどんどんやったらいいと思った。
リズムや会話のテンポ・展開については、英語ドラマを見るといいと言われているが、たしかにそうだと思う。僕もたまにDVDで見たりしているが、研究の時間を減らしてドラマを見るというのが、なかなか難しくて、あまり実践できていない。でも、効果はありそう。
そして最後に、持久力の面でも、限界を感じる。学会で個々の発表を聞くのは、なんとかいけたとしても、一日英語の発表を聞き続けると、疲れ果ててしまう。コーヒーブレイクは交流のチャンスなのだけど、もはや誰かと話そうという気力が起きない。もったいない。でも、これは純粋に経験値の問題だと思う。長い時間英語を聞き続ける経験を積むしかないんじゃないかな。「言語のシャワー」を浴び続けるしかない。
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