井庭研究会シラバス(2010年度春学期)最新情報

2010.03.28 Sunday 14:46
井庭 崇


井庭研究会の2010年度春学期のシラバスを作成・公開しました。公式サイトは学内限定公開なので、ここにも掲載しておきます。(以下、2010年3月28日更新の最新情報です。)

エントリー〆切を、2010年4月5日まで延長します。履修希望者は全員、指定のエントリー情報・課題を提出してください。

井庭崇 研究会(A型)2010年度春学期シラバス
「Creative Systems Lab. ── 創造的に考え、魅力的に書くことの探究」

( 2010年度 春学期 /火曜日5時限, 木曜日5時限)

■ 目的・内容
本研究会では、「創造的に考え、魅力的に書く」ことについて探究し、その力を自ら身につけることを目指します。本研究会の前提となる考え方は、「創造的に考える」ことと「魅力的に書く」ことは不可分であるということです。創造的に考えることが魅力的に書くためには不可欠であり、逆に、魅力的に書こうとすることで創造的な思考が促進されます。このように表裏一体となっている「考える」と「書く」という知的な営みについて、実践的に探究してみたいのです。

「創造的に考え、魅力的に書く」ことを支援する方法として、本研究会では次の三つに着目します。

 (1)思考・論述のレトリック
 (2)システム理論にもとづく発想・体系化
 (3)シミュレーションによる構成的理解

(1)の思考・論述のレトリックは、文彩のレトリックを超えて、対立、隠喩、逆説など、思索を促すはたらきをします。(2)のシステム理論は、分野固有の見方から離れ、対象を新しい視点・体系のもとで捉え直し、徹底して考え抜くことを支援してくれます。(3)のシミュレーションによる構成的理解とは、「つくって理解する」というアプローチのことで、複雑でダイナミックな対象について考えるときに力を発揮します。

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[Serene Bach 2.20R]