2010年度春学期「シミュレーションデザイン」シラバス抜粋版

2010.03.28 Sunday 15:47
井庭 崇


2010年度春学期の「シミュレーションデザイン」のシラバスの抜粋版を掲載します。履修に際しては、必ず公式の詳細なシラバスを参照してください。

「シミュレーションデザイン」(担当:井庭 崇, 古川園 智樹)

主題と目標
複雑で動的に変化するシステム???例えば生命や社会など???を理解するためには、それに見合う道具立てが必要になります。そのような「思考の道具」として、本科目では「コンピュータ・シミュレーション」に着目します。コンピュータ・シミュレーションとは、理解したい対象の仮説的なモデルをつくり、そのモデルをコンピュータ上で動かしてみることで、その理解を深めるという方法です。
 本科目では、どのようにモデル化を行い、どのようにプログラムを構築するのか、どのようにシミュレーション実験を計画し、どのように実行・分析するのか等を、講義と演習によって身につけていきます。最終的には、各自の学術的研究で活用できる力をつけることを目指します。なお、必要なことはすべて授業で取り上げるので、プログラミングの知識・スキルは前提としません。
 今年度取り上げるのは、「ネットワーク科学」(Network Science)の研究です。近年、自然や社会における物事の関係性の構造に共通の特徴があることがわかり、「スケールフリーネットワーク」として注目を集めています。授業では、スケールフリー・ネットワークの生成原理をめぐるシミュレーション研究を追体験します。

教材
  • "Linked" (Albert-Laszlo Barabasi, Plume, 2003)
  • 『すべての人のためのJavaプログラミング』(立木秀樹, 有賀妙子, 第2版, 共立出版, 2007)

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