「談」(特集:偶有性)

2010.08.22 Sunday 06:44
井庭 崇


今朝はなんだか、暗いうちから目が覚めてしまった。

PCの画面を見る気にはなれなかったので、未明の読書タイム。

先日本屋でたまたま見かけて買っておいた『談』No.87 (特集:偶有性)を読んだ。(まさに、偶有的に出会った本!)


津田一郎さんと木本圭子さんの、カオスと時間についての対談が読みたくて買ったのだが、期待どおり、とても面白かった。

僕が最近、カオスや数学、「動き」(ダイナミクス)に興味をもっているのは、まさにここで語られているような魅力を感じているから。


そして、同じく収録されている今福龍太さんのインタビュー(アクシデントではなくインシデントから歴史を考えるという話)や、長沼毅さんのインタビュー(生命の記述と説明の話)も、かなり面白かった。

これだけ分野が違う魅力的な方々を、ひとつのテーマのもとに取り上げた編集者の方、センスがいい。

久々に、日本語で読んだ(日本語でしか読めない)面白いコンテンツだった。


『談 Speak, Talk, and Think 2010 no.87』
(編集・発行:たばこ総合研究センター[TASC] )

特集:偶有性・・・アルスの起原

今福龍太: 偶有性を呼び出す手法、反転可能性としての・・・
長沼毅: 必然と偶然の、その間で生きるものは・・・
津田一郎×木本圭子: <対談> 自然の内側にあるもの・・・なぜ、人々は、時間に魅了されるのか

こちらに内容についての紹介あり → http://www.dan21.com/


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