量子力学と社会思想:大澤真幸氏の新著『量子の社会哲学』

2010.10.15 Friday 22:37
井庭 崇



これらの流れを機に、量子論を踏まえた社会思想・社会哲学の思索が日本で加速するのではないだろうか。量子論は東洋的な考え方にも通じるので、日本で論が深まるというのも、あながち的外れな展望ではないだろう。

むろん、アラン・ケイの言葉 "The best way to predict the future is to invent it." が好きな僕としては、単に予想を述べるだけでなく、自分自身が考えを深め、論じていくことによって、その流れの一翼を担いたいと思っている。(SFCでの授業「量子的世界観」は隔年開講科目なので、次回は来年2011年度の開講。乞うご期待!)


最後に、以前井庭研でつくった冊子『2008 Concept Book』の「量子的世界観」の章からイントロダクションの部分を抜粋しておくことにしたい。興味がある方は、ぜひConcept Bookの方も読んでみてほしい。

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