イベント告知「不可視のパターンランゲージ」(池上高志 × 岡瑞起 × 井庭崇)

2010.12.01 Wednesday 23:15
井庭 崇


来週の12月11日(土)の「複雑系の数理」の授業では、池上 高志さんと岡 瑞起さんをゲストにお呼びして、対談を行います。

池上 高志 × 岡 瑞起 × 井庭 崇 「不可視のパターンランゲージ」
日時:2010年12月11日(土)3・4限(13:00?16:15)
会場:慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス(SFC) 大学院棟 τ(タウ)11教室


池上さんは、人工生命の研究に取り組む複雑系研究者で、『動きが生命をつくる:生命と意識への構成論的アプローチ』image[]という知的刺激に満ちた本の著者でもあります。「つくって理解する」という構成的理解を、コンピュータ・シミュレーションや、実際の物質、芸術などを通じて実践しています。かつてから僕が刺激を受けてきた複雑系研究者のキーパーソンです。

岡 瑞起さんは、東京大学 知の構造化センターの pingpongプロジェクトのリーダーです。pingpongプロジェクトでは、行為の観点からデザインを構造化することを目指し、その手段として言語が用いられているようです。そして、人をセンサーにして環境を読み取ることで「動く地図をつくる」、ということに取り組んでいるそうです。

先日、pingpongプロジェクトの李明喜さんと、雑誌『思想地図β』創刊号の座談会でお話しする機会があったのですが、どうやら「パターン」や「パターンランゲージ」という概念の捉え方や取り込み方が、僕とは異なるようです。そして、僕の研究会では「動きの地図をつくる」(Mapping the Dynamics)というテーマで研究をしていますが、これは、pingpongの「動く地図をつくる」と一見近そうに見えるけれども、やはり根本的なところで目指すところが違うようです。

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