「社会システム理論」2011年度春学期シラバス

2011.04.28 Thursday 20:50
井庭 崇



※ 6/6 休講

第8回 コミュニケーションの不確実性とメディア (6/13 月)
コミュニケーションにはいろいろな不確実性が伴うため、本来は成立が困難なものです。それにもかかわらず、日常生活ではふつうにコミュニケーションが成り立っています。いったいどのような仕組みでコミュニケーションが実現できているのでしょうか? 授業では、コミュニケーションにまつわる三つの不確実性(他者理解の不確実性、到達の不確実性、コミュニケーション成果の不確実性)と、それらの不確実性を確実性へと変換するメディア(言語、拡充メディア、コミュニケーション・メディア)について理解します。

第9回 近代社会の機能分化とシステム類型 (6/20 月)
社会システム理論では、近代社会は、経済、法、学問、宗教など、機能的な分化が起こったと捉えます。つまり近代社会では、経済システム、法システム、学問システム、宗教システムなどがそれぞれ自律的に動いているということです。それぞれの機能システムは、どのようなコードで動いているのか、また、それがどのように発展してきたのかを見ていきます。また、社会システムのいくつかの類型(タイプ)、つまり「相互行為」、「組織」、「(全体)社会」、「社会運動」の特徴について概観します。

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