SFC授業「パターンランゲージ」(2011 秋学期)シラバス

2011.09.01 Thursday 23:37
井庭 崇


「パターンランゲージ」(2011年度秋学期)@慶應義塾大学SFC
開講:月曜日2時限
担当:井庭 崇

■ 主題と目標/授業の手法など

この授業では、創造・実践のための言語として「パターンランゲージ」を取り上げ、その考え方と方法を学びます。パターンランゲージは、創造・実践の経験則 を「パターン」という単位にまとめ、それを体系化したものです。かつて、建築家のクリストファー・アレグザンダーは、建物や街の形態に繰り返し現れる関係性をパターンとしてまとめました。その後この考え方は、ソフトウェア開発の分野に応用され、成功を収めました。SFCでは、「SFCらしい学び」のパターンランゲージとして、「学習パターン」(Learning Patterns)が制作・配布されています。この授業では、パターンランゲージの考え方を学びながら、創造的コラボレーションや社会デザイン、ものづくりなど、新しい分野において、自らパターンライティングできるようになることを目指します。

今年度のグループワークのテーマは、「ソーシャルイノベーション/社会変革」、「まちおこし/地域活性」、「外国語習得」、「異文化理解・交流」、「子どもの学び」、「書くこと」、「ヴィジュアライゼーション」、「情報デザイン/情報アーキテクチャ」等を考えています。これらのいずれかに強いこだわりを持っているか、得意分野であることが求められます。(自分の興味・関心のある分野が、上記リストにない場合には、授業初回に提案してください。)


■ 提出課題・試験・成績評価の方法など

5人程度でグループを組み、パターンランゲージをつくるグループワークを行います。グループワークのテーマは、「ソーシャルイノベーション/社会変革」、「まちおこし/地域活性」、「外国語習得」、「異文化理解・交流」、「子どもの学び」、「書くこと」、「ヴィジュアライゼーション」、「情報デザイン/情報アーキテクチャ」等のパターン作成です。作成したパターンは、ライターズワークショップを通じて、グループメンバー以外の人からのコメントをもらい、ブラッシュアップしていきます。最終回には、最終的な成果を発表してもらいます。成績は、授業中の演習、宿題、最終発表/レポートから総合的に評価し、決定します。

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