プレパタ作成物語 第4話(6月13日:KJ法 1回目)

2011.12.01 Thursday 23:38
井庭 崇


2011年6月13日のゼミでは、まず最初に僕が、井庭研がつくっているような新しいタイプのパターン・ランゲージの特徴と位置づけについての解説をした。

これが後に、解説論文「パターンランゲージ 3.0:新しい対象 × 新しい使い方 × 新しい作り方」(井庭 崇, 情報処理, Vol.52 No.9, 2011)としてまとめられる「パターン・ランゲージ3.0」のアイデアの初期バージョンである。

僕は日頃、新しく考えたことを、まず井庭研メンバーに話し、フィードバックをもらいながら、それを洗練させていく。今回もまさにそういうプロセスを経て、考えを煮詰めていった。

image[PPP-0613-1.jpg]

そんな話を30分くらいした後、プレゼンテーション・パターン制作に入った。

この日にやったのは、前の週にブレインストーミングで出した「プレゼンテーションにおける大切なこと・こだわり」を体系化してまとめる「KJ法」である。

image[PPP-0613-2.jpg]

机を2つを並べ、そこに4枚の模造紙をひろげる。その上に、すべての付箋をでたらめに置いていく。この状態からスタートする。

image[PPP-0613-3.jpg]

いつもに比べ、付箋の数がかなり多い。この無秩序な状態を眺めていると、本当に絶望的な気持ちになる。(下の写真は、2つ上の写真から2時間が経過したときの風景。全体的には、ほとんど変化がないことがわかるだろう。これをやっている本人たちは、本当に苦しい時間を過ごしている。)

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