プレパタ作成物語 第5話(6月20日:KJ法 2回目)

2011.12.02 Friday 15:14
井庭 崇


先に進みたい気持ちをぐっと押さえながら、丹念に個々の付箋間の関係を見ていく。「個々にみていく」といっても、なにしろ200枚以上の付箋があるのだから、実際の作業には膨大な時間がかかる。

image[PPP-0620-5.jpg]

そして、ようやくすべての付箋が意味の近いもの同士が近くにまとまっているという状態に到達した。ひとまず一段落。すでに外は暗く、時計は8時を指している。

image[PPP-0620-5a1.jpg]

少しのあいだ喜びを噛みしめ、すぐに次の段階に入る。次は、「まとまり」同士の関係性を考えて、「まとまり」の配置換えを行うという段階である。

image[PPP-0620-5a2.jpg]

この「まとまり」の移動は、複数枚の付箋を同時に動かすことになるので、みんなで協力しながら行う。ときには、民族大移動のように、たくさんの付箋が一気に移動することもある。移動先のスペースを確保するため、その周辺のまとまりを動かしたりと、結構ダイナミックな配置換えが必要となる。

image[PPP-0620-5b.jpg]

ようやく全体に秩序ができ始めてきた。さすがに体力的にも思考的にも疲れてきた。

image[PPP-0620-6.jpg]

ここまでくれば、あとは「まとまり」がわかりやすいように囲って、その「まとまり」にラベルをつけていく。

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