井庭研B1シラバス(2012秋) パターン・ランゲージによる実践知の言語化

2012.06.26 Tuesday 11:27
井庭 崇


パターン・ランゲージによる実践知の言語化(魅力があり、想像力をかきたて、人を動かすことばの探究:コラボレーション・パターン)

(2012年6月26日AM更新版)

【重要な日程】
2012年 7月3日(火):井庭研説明会(5限 @ κ11教室)
2012年 7月21日(土):エントリー〆切
2012年 7月26・27日(木・金):面接(予定)
2012年 7月28日(土):井庭研 春学期研究発表会

【目的・内容】
魅力があり、想像力をかきたて、人を動かす「ことば」を生み出すには、どうすればよいのでしょうか? 本研究会では、そのような「ことばの力」を探究し、実践知を「パターン・ランゲージ」として言語化することを目指します。

パターン・ランゲージとは、広義の意味での「デザイン」の実践知(問題発見+問題解決の知)を記述するための方法です。パターン・ランゲージの要素である「パターン」には、どのような状況(Context)のときに、どのような問題(Problem)が生じやすく、それをどのように解決すればよいのか(Solution)が記述されます。このようなパターンには、対象となるデザイン領域における「よりよいカタチ」についての想像力をかきたて、人を動かす機能があります。

パターン・ランゲージを記述・共有する意義は、大きく分けて三つあります。まず、 熟達者がもつ経験則を明文化しているので、初心者であってもその問題発見・問題解決の発想や視点を知ることができるようになります。また、デザインに関する共通の語彙(ボキャブラリー)を提供するので、これまで指し示すことができなかった複雑な関係性について言及できるようになります。さらに、パターンを媒介として、お互いの経験を語り合うことができるようになります。

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